シャーペイはシワが可愛いけど皮膚トラブル多い?耳・目・皮膚のケアと食事管理を解説
シャーペイといえば、あのたっぷりとしたシワが魅力的ですよね。カバのような愛嬌ある顔立ちに、一度見たら忘れられない独特の雰囲気を持っています。でも実は、そのシワゆえに皮膚トラブルが起きやすいという一面もあります。
シャーペイを家族に迎える前に知っておきたいのが、日々のケアの大切さです。目や耳、皮膚のお手入れをしっかりすることで、健康で快適に過ごせるようになります。この記事では、シャーペイに多いトラブルとその対策、食事管理まで丁寧に解説していきます。
シャーペイの特徴:シワと独特の見た目
シャーペイは見た目からして個性的な犬種です。全身をおおうシワと独特の質感を持つ皮膚が、他の犬種にはない魅力を生み出しています。
1. シワがたっぷりの愛らしい外見
シャーペイの最大の特徴は、やはりあの深いシワです。顔まわりから首、体全体にかけて、まるで何枚も皮膚を重ねたような見た目になっています。特に子犬の頃はシワがたっぷりで、成長とともに少しずつ伸びていく様子も楽しめます。
このシワは見た目の可愛らしさだけではなく、もともとは闘犬として活躍していた時代に、相手に噛まれても致命傷を負わないための防御機能だったといわれています。今ではその役割から解放され、愛玩犬としての魅力に変わっているのです。
ただし、シワが多いということは、それだけお手入れが必要になるということでもあります。シワの間に汚れや湿気が溜まりやすく、そのまま放置すると皮膚トラブルの原因になってしまいます。
2. 全身をおおう独特の皮膚の構造
シャーペイの皮膚は、触ってみると少しざらついた感触があります。まるで紙やすりのような質感で、これも他の犬種にはない特徴です。この硬めの皮膚が、シワとともにシャーペイ独特の見た目を作り出しています。
被毛は短く密集していて、見た目以上に丈夫そうに見えます。でも実際は皮膚がとてもデリケートで、外部からの刺激に弱い一面を持っています。
皮膚の中にはムチンという物質が多く含まれていて、これがシワの厚みを作り出しています。ただしこのムチンが過剰に蓄積すると、皮膚炎などのトラブルにつながることもあります。
3. カバのような口元と小さな耳
顔の作りも独特です。口元はぽってりとしていて、どこかカバを思わせる愛嬌があります。鼻先から顎にかけてのシワが深く、表情がとても豊かに見えるのです。
耳は小さく、頭に対して控えめなサイズをしています。この小さな耳も、シワに埋もれがちで、耳の中が湿気やすくなっています。そのため外耳炎などのトラブルが起きやすく、定期的なチェックが欠かせません。
目も小さめで、シワに隠れて見えにくいこともあります。この構造が、目のトラブルを引き起こしやすい要因のひとつになっているのです。
シャーペイに多い皮膚トラブルとは?
シャーペイは見た目の特徴ゆえに、皮膚に関するトラブルが起きやすい犬種です。飼い主さんが日頃から注意深く観察することが、早期発見につながります。
1. しわの間が蒸れやすく細菌が増えやすい
シワが深いということは、皮膚と皮膚が密着している部分が多いということです。この密着部分は空気の通りが悪く、湿気がこもりやすくなっています。特に梅雨時や夏場は湿度が高く、細菌やカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
汗や皮脂、外から持ち込んだ汚れがシワの間に溜まると、そこが細菌の温床になります。放っておくと赤みやかゆみが出て、愛犬が顔を床にこすりつけるような仕草を見せることもあります。
この状態を「間擦疹」といいます。シワ同士が擦れ合うことで起きる皮膚炎で、シャーペイには非常に多く見られるトラブルのひとつです。
2. 皮膚炎やアトピーにかかりやすい体質
シャーペイは遺伝的に皮膚が弱く、アトピー性皮膚炎を発症しやすい傾向があります。環境中の花粉やハウスダスト、ダニなどが原因となって、強いかゆみを引き起こすのです。
皮膚のバリア機能が低下していることも、トラブルを起こしやすい理由のひとつです。バリア機能が弱いと、外部からの刺激をダイレクトに受けてしまい、炎症が起きやすくなります。
かゆみが続くと、愛犬は患部を掻いたり噛んだりしてしまいます。これがさらに傷を深くし、症状を悪化させる悪循環に陥ってしまうこともあるのです。
3. 遺伝的に起きやすいムチン沈着症
シャーペイ特有の病気として知られているのが、皮膚ムチン沈着症です。これは皮膚にムチンという物質が過剰に蓄積されることで起きる病気で、シワがさらに厚くなったり、皮膚が腫れたように見えたりします。
ムチン沈着症は「シャー・ペイ自己炎症性疾患」の一部で、発熱や関節炎を伴うこともあります。遺伝的な要素が強いため、完全に予防することは難しいのですが、早期発見と適切な治療で症状を和らげることは可能です。
この病気が疑われる場合は、できるだけ早く動物病院を受診することが大切です。放置すると全身に影響が出ることもあるため、定期的な健康チェックを欠かさないようにしましょう。
しわのケア:毎日のお手入れが大切
シャーペイの健康を守るには、何よりも日々のシワのケアが欠かせません。面倒に感じるかもしれませんが、習慣にしてしまえば愛犬とのスキンシップの時間にもなります。
1. 濡れタオルで優しく拭く習慣をつける
毎日のケアの基本は、シワの間を優しく拭いてあげることです。ペット用のウェットシートや、濡らして軽く絞った柔らかい布を使って、シワの奥まで丁寧に拭き取ります。
散歩の後や食事の後など、汚れが付きやすいタイミングで拭いてあげると効果的です。ゴシゴシ擦るのではなく、シワを軽く広げながら、なでるように拭くのがコツです。
赤ちゃん用のおしりふきを使うのもひとつの方法です。低刺激で肌に優しいため、デリケートなシャーペイの皮膚にも安心して使えます。
コットンにペット用ローションや化粧水を含ませて拭くのも効果的です。専用製品は保湿成分が含まれていて、皮膚の乾燥を防ぎながら清潔に保てます。
2. 拭いた後は必ず乾かして湿気を残さない
拭いた後のケアも重要です。水分が残っていると、かえって湿気がこもってしまい、細菌やカビの繁殖を招いてしまいます。タオルドライで丁寧に水分を吸い取り、完全に乾かすことを心がけましょう。
ドライヤーを使う場合は、温風ではなく冷風か弱めの温度で、少し離れた位置から当ててあげます。熱すぎると皮膚を刺激してしまうので注意が必要です。
蒸しタオルを使って皮脂を浮かせる方法もあります。温めたタオルをシワの部分に3分ほど当てると、毛穴が開いて皮脂が取れやすくなります。その後、乾いたタオルでしっかり拭き取り、保湿剤を塗ってあげると効果的です。
湿気が残りやすい季節は、保冷剤を使ってクールダウンさせるのもおすすめです。シワの部分に保冷剤を軽く当てると、体温が下がって湿気も減ります。
3. 顔まわり・首・しっぽの付け根は特に念入りに
シワの中でも、特に汚れや湿気が溜まりやすい場所があります。それが顔まわり、首、しっぽの付け根です。これらの部分は動きが多く、摩擦も起きやすいため、重点的にケアしてあげましょう。
顔のシワは食事の後に食べカスが付いていることもあります。口元や鼻まわりは特に丁寧に拭き取り、目の周りも優しくケアしてあげてください。
首のシワは意外と見落としがちですが、首輪の摩擦で荒れやすい部分でもあります。首輪を外した時に、一緒にチェックする習慣をつけると良いでしょう。
しっぽの付け根も湿気が溜まりやすく、細菌が繁殖しやすい場所です。定期的に確認して、赤みや臭いがないかチェックしてあげてください。
目のトラブル:眼瞼内反症に注意
シャーペイは目のトラブルも多い犬種です。中でも気をつけたいのが、まぶたが内側に巻き込んでしまう「眼瞼内反症」です。
1. まぶたが内側に巻き込む病気
眼瞼内反症は、まぶたが内側にめくれてしまい、まつ毛や皮膚が直接眼球に触れてしまう状態です。シャーペイのような顔にシワが多い犬種に、特に多く見られる病気です。
原因はシワの重みでまぶたが引っ張られることや、遺伝的な要因が考えられています。子犬の頃から症状が出ることもあれば、成長とともに現れることもあります。
まぶたが内側に巻き込むと、まつ毛が常に眼球を刺激し続けることになります。これが慢性的な刺激となり、目に大きな負担をかけてしまうのです。
2. 涙や目やにが増えたらサイン
眼瞼内反症の初期症状として、涙の量が増えることがあります。愛犬の目がいつもより潤んでいたり、涙やけが目立つようになったら注意が必要です。
目やにの量が増えるのも、わかりやすいサインのひとつです。特に朝起きた時に目やにが多くついていたり、色が黄色っぽく変わっていたら、早めに動物病院を受診しましょう。
目を頻繁にこする仕草も、違和感を感じているサインです。前足で目をこすったり、床に顔をこすりつけたりする様子が見られたら、目に何らかのトラブルが起きている可能性があります。
3. 放置すると角膜に傷がつくことも
眼瞼内反症を放置すると、まつ毛が常に眼球を刺激し続けるため、角膜に傷がついてしまうことがあります。角膜潰瘍という状態になると、強い痛みを伴い、視力にも影響が出てきます。
さらに悪化すると、角膜が白く濁ったり、炎症が眼球の奥まで広がったりすることもあります。最悪の場合、視力を失ってしまう危険性もあるのです。
早期に発見して適切な治療を受ければ、症状を改善できる病気です。日頃から愛犬の目の状態をよく観察し、少しでも異変を感じたら動物病院に相談しましょう。
目のケアと対処法
目のトラブルを防ぐには、日々の観察と適切なケアが欠かせません。シャーペイの目は小さく、シワに隠れがちなので、意識的にチェックする習慣をつけましょう。
1. 毎日の観察で異変を早く見つける
朝晩のスキンシップの時間に、目の状態を確認してあげてください。涙の量、目やにの色や量、目の充血がないかなど、普段と違う点がないかチェックします。
目を細めている、まぶしそうにしている、目をしょぼしょぼさせているといった様子も、違和感のサインです。こうした変化に早く気づくことが、重症化を防ぐ第一歩になります。
目の周りのシワも一緒にチェックしましょう。シワの間が赤くなっていたり、臭いがしたりする場合は、炎症が起きているかもしれません。
2. 軽度なら点眼薬で様子を見る
症状が軽い場合は、動物病院で処方される点眼薬で様子を見ることもあります。目の炎症を抑える薬や、乾燥を防ぐ人工涙液などが使われます。
点眼薬を使う際は、目の周りを清潔にしてから行いましょう。目やにがついたままだと、薬の効果が十分に発揮されません。濡れたコットンで優しく拭き取ってから点眼します。
点眼の後は、愛犬が目をこすらないように注意してあげてください。エリザベスカラーを使うのも、ひとつの方法です。
3. 重度の場合は手術が必要になることも
眼瞼内反症が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。まぶたの一部を切除してめくれを直す手術で、多くの場合は症状が改善されます。
手術は全身麻酔で行われるため、事前の健康チェックが必要です。年齢や体調によっては、麻酔のリスクも考慮しながら判断することになります。
手術後は目の周りを清潔に保ち、処方された薬をきちんと使うことが大切です。傷が治るまでの間、愛犬が目をこすらないように、しっかり見守ってあげましょう。
耳のトラブル:外耳炎になりやすい理由
シャーペイは耳のトラブルも起きやすい犬種です。特に外耳炎は、シワに隠れて耳の中が蒸れやすいことが原因で発症しやすくなっています。
1. しわに隠れて耳の中が湿りやすい
シャーペイの耳は小さく、頭のシワに埋もれるような位置についています。このため空気の通りが悪く、耳の中が湿気やすい環境になっているのです。
耳の中が湿っていると、細菌や酵母菌が繁殖しやすくなります。特に梅雨時や夏場は湿度が高く、耳のトラブルが起きやすい季節です。
シャンプーや雨の後に耳の中に水が入ったまま放置すると、さらに湿気が増してしまいます。水気はしっかり拭き取ってあげることが大切です。
2. 耳垢がたまりやすく菌が繁殖しやすい
シャーペイは耳垢が溜まりやすい体質でもあります。耳垢自体は耳を守るために必要なものですが、過剰に溜まると菌の温床になってしまいます。
耳垢の色が黒っぽくなっていたり、ベタベタした質感になっていたら、菌が繁殖しているサインかもしれません。健康な耳垢は薄い茶色でサラサラしています。
外耳炎になると、耳垢の量が急激に増えることもあります。いつもより耳掃除の頻度が上がっていると感じたら、動物病院で診てもらいましょう。
3. かゆみや臭いが出たら要注意
外耳炎の代表的な症状が、かゆみと臭いです。愛犬が頻繁に耳を掻いたり、頭を振ったりする仕草が見られたら、耳に違和感を感じているサインです。
耳から独特の臭いがするのも、外耳炎の特徴です。健康な耳はほとんど無臭ですが、炎症が起きると酸っぱいような臭いや、甘ったるい臭いがすることがあります。
耳の内側が赤く腫れていたり、耳垢が大量に出ていたりする場合も、すぐに動物病院を受診してください。放置すると慢性化し、治りにくくなってしまいます。
耳のケアで気をつけたいこと
耳のトラブルを防ぐには、適切なケアと定期的なチェックが大切です。やりすぎも良くないので、バランスを考えながらケアしましょう。
1. 週に1回は耳の中をチェックする
週に一度は、耳の中を覗いて状態を確認してあげてください。耳の内側の色、耳垢の量や色、臭いがないかなどをチェックします。
明るい場所で、耳を優しくめくって中を見てみましょう。奥まで無理に見ようとせず、見える範囲で確認すれば十分です。
異常が見られなければ、特に何もする必要はありません。異常がないことを確認するだけでも、十分なケアになります。
2. 耳掃除はやりすぎないことが大切
耳掃除は、耳垢が溜まっているときだけ行うようにしましょう。健康な耳は自浄作用があるため、頻繁に掃除する必要はありません。
耳掃除をする際は、ペット用のイヤークリーナーをコットンに含ませて、見える範囲を優しく拭き取ります。綿棒を使う場合は、奥まで入れないように注意してください。
耳掃除のしすぎは、かえって耳の中を傷つけたり、自浄作用を弱めたりすることがあります。週に一度の確認と、必要な時だけの掃除で十分です。
3. 湿気を避けて清潔に保つ
シャンプーの後や雨の日の散歩の後は、耳の中に水が入っていないか確認しましょう。水が入っていたら、柔らかいタオルやティッシュで優しく拭き取ります。
耳の周りのシワも一緒に拭いてあげると、より清潔に保てます。シワの間に水分が残っていると、そこから耳の中に湿気が移ることもあります。
湿気の多い季節は、部屋の除湿を心がけることも大切です。生活環境全体を快適に保つことで、耳のトラブルも防ぎやすくなります。
シャンプーとブラッシングの頻度
シャーペイは短毛種ですが、皮膚がデリケートなため、シャンプーやブラッシングにも気を配る必要があります。
1. シャンプーは月に1回が目安
シャーペイのシャンプーは、月に1回程度が適切です。頻繁に洗いすぎると、皮膚の自然な油分が失われて、かえって乾燥や炎症を招いてしまいます。
シャンプーを選ぶ際は、低刺激で保湿成分が配合されたものを選びましょう。犬用の製品で、皮膚に優しい成分のものがおすすめです。
お湯の温度は人がぬるいと感じる程度、35度前後が適温です。熱すぎると皮膚を刺激してしまうので、温度計で確認するのも良いでしょう。
シャンプーを泡立てる際は、事前に泡立てネットなどで十分に泡立ててから使います。泡を皮膚に優しくなじませるように洗い、ゴシゴシこすらないことが大切です。
2. ブラッシングは週に1〜2回で十分
シャーペイは短毛種なので、ブラッシングは週に1〜2回で十分です。獣毛ブラシやラバーブラシなど、皮膚に優しいタイプを選びましょう。
ブラッシングは、皮膚の状態をチェックする良い機会にもなります。赤みやブツブツ、フケがないかなど、手で触りながら確認してあげてください。
力を入れすぎず、優しくなでるようにブラッシングします。皮膚を刺激しないように、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
ブラッシングに慣れていない子は、最初は背中など触られ慣れている部分から始めます。少しずつ範囲を広げていくと、嫌がらずに受け入れてくれるようになります。
3. 抗菌シャンプーを使うときの注意点
皮膚トラブルがある場合は、獣医師の指示で抗菌シャンプーを使うこともあります。抗菌シャンプーは普通のシャンプーよりも効果が強いので、使い方に注意が必要です。
抗菌シャンプーを使う際は、泡を皮膚になじませた後、5〜10分ほど時間を置いてから洗い流します。この時間を置くことで、薬効成分が皮膚に浸透し、効果を発揮します。
すすぎは特に念入りに行いましょう。シャンプーが残っていると、かゆみの原因になります。脇や内股など、すすぎ残しが多い部分は特に注意してください。
抗菌シャンプーは獣医師の指示通りの頻度で使い、自己判断で増やしたり減らしたりしないことが大切です。
食事管理:シャーペイに合ったごはん選び
シャーペイの健康を保つには、食事の管理も重要です。体質に合ったフードを選ぶことで、皮膚トラブルの予防にもつながります。
1. 大豆の消化が苦手な体質
シャーペイは大豆の消化が苦手な体質を持っているといわれています。大豆が多く含まれるフードを食べると、消化不良を起こしやすくなることがあるのです。
フードを選ぶ際は、原材料表示を確認して、大豆が主原料になっていないものを選びましょう。特に大豆ミールや大豆タンパクが多く含まれる製品は避けた方が無難です。
消化に負担がかかると、皮膚にも影響が出ることがあります。食事と皮膚の状態には深い関わりがあるため、体質に合ったフード選びが大切なのです。
2. 動物性タンパク質メインのフードを選ぶ
シャーペイはがっしりした体格を持つ犬種なので、良質な動物性タンパク質をしっかり摂る必要があります。鶏肉、牛肉、魚などが主原料のフードを選びましょう。
タンパク質は筋肉を作るだけでなく、皮膚や被毛の健康にも欠かせない栄養素です。デリケートな皮膚を持つシャーペイには、特に重要な要素といえます。
原材料表示は、含有量の多い順に記載されています。最初に動物性タンパク源が書かれているフードを選ぶと良いでしょう。
3. 総合栄養食で栄養バランスを整える
基本は総合栄養食と表示されているフードを選びましょう。総合栄養食は、そのフードと水だけで必要な栄養素をすべて摂取できるように作られています。
皮膚の健康を考えると、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸が含まれているフードもおすすめです。これらの脂肪酸は、皮膚のバリア機能をサポートしてくれます。
ビタミンやミネラルもバランスよく含まれているものを選びましょう。特にビタミンEは皮膚の健康維持に役立つ栄養素です。
食事で気をつけたいポイント
フード選びだけでなく、食事の与え方にも気を配ることで、より健康的な生活を送れるようになります。
1. 食べやすい形や香りで工夫する
シャーペイは口元の構造上、食べにくさを感じることがあるかもしれません。フードの粒の大きさや形状も、食べやすさに影響します。
食いつきが悪い場合は、少しお湯でふやかしてみるのも良い方法です。香りが立って食欲が刺激され、柔らかくなって食べやすくなります。
フードを温めることで香りを引き立たせる方法もあります。レンジで少し温めるか、お湯を少量かけると、犬の食欲を刺激する香りが広がります。
2. 適正量を守って肥満を防ぐ
シャーペイは筋肉質な体格ですが、運動量が少ないと太りやすい傾向があります。パッケージに記載されている給餌量を目安に、愛犬の体型を見ながら調整しましょう。
肥満になると、シワの間がさらに密着して、皮膚トラブルのリスクが高まります。また、関節にも負担がかかるため、適正体重を維持することが大切です。
おやつを与える場合は、一日の総カロリーの10%以内に抑えましょう。おやつの分だけ主食を減らすなど、バランスを考えて与えます。
3. 食欲が落ちたときの対処法
急に食欲が落ちた場合は、まず体調不良がないか確認しましょう。皮膚の状態、耳や目の様子、排泄の状態などをチェックします。
フードを変えたばかりなら、新しいフードが体に合っていない可能性もあります。以前のフードに戻してみて、食欲が戻るか様子を見てみましょう。
数日間食欲不振が続く場合は、動物病院を受診してください。何らかの病気が隠れている可能性もあるため、早めの診察が安心です。
日常生活で注意すること
シャーペイと快適に暮らすためには、日々の生活の中で気をつけたいポイントがいくつかあります。
1. 毎日の散歩でストレスを発散させる
シャーペイは落ち着いた性格ですが、適度な運動は欠かせません。毎日30分から1時間程度の散歩で、心身ともに健康を保てます。
運動不足になるとストレスが溜まり、皮膚を掻いたり噛んだりする行動が増えることもあります。適度に体を動かすことで、こうした問題行動も減らせます。
暑い季節は、早朝や夕方の涼しい時間帯に散歩しましょう。シャーペイは暑さに弱く、熱中症のリスクも高いため、気温に配慮することが大切です。
2. 皮膚の変化を見逃さないようにする
毎日のスキンシップの中で、皮膚の状態を観察する習慣をつけましょう。赤み、腫れ、ブツブツ、フケ、臭いなど、いつもと違う点がないか確認します。
小さな変化でも、早めに気づくことが重症化を防ぐカギです。気になることがあれば、写真を撮って経過を記録しておくと、動物病院で説明しやすくなります。
季節の変わり目は特に皮膚トラブルが起きやすい時期です。春先や梅雨時、夏場は意識的にチェックの頻度を増やしましょう。
3. 定期的に動物病院で健康チェックを受ける
年に一度は健康診断を受けることをおすすめします。見た目では気づかない体の変化も、検査で発見できることがあります。
シャーペイは遺伝的な病気が起きやすい犬種なので、定期的なチェックが特に重要です。早期発見できれば、治療の選択肢も広がります。
普段から通える動物病院を決めておくと、いざという時にスムーズです。かかりつけ医がいると、愛犬の体質や性格も理解してもらえて安心です。
まとめ
シャーペイのシワは魅力的ですが、日々のケアが欠かせません。毎日のシワ拭き、目や耳のチェック、適切なシャンプーとブラッシングを習慣にすることで、皮膚トラブルを予防できます。
食事管理も大切なポイントです。動物性タンパク質メインの総合栄養食を選び、適正体重を維持することで、内側からも健康をサポートできます。
シャーペイとの暮らしは、少し手間がかかるかもしれません。でもその分、愛犬との絆は深まります。日々のケアを通して、お互いの信頼関係を育んでいけるはずです。
