犬の飼い方

飼い主の顔を舐める犬の気持ちは愛情表現?やめさせるタイミングと正しい対応を紹介!

GOOD DOG編集部

「ただいま!」と帰宅すると、愛犬が駆け寄ってきて顔をペロペロ舐めてくる。そんな経験をしたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。

嬉しそうに尻尾を振りながら顔を舐めてくる姿は可愛らしいものです。でも、これは本当に愛情表現なのでしょうか。実は犬が顔を舐める行動には、愛情以外にもさまざまな理由が隠れています。また、衛生面を考えるとやめさせたほうがいい場合もあるかもしれません。ここでは、犬が飼い主の顔を舐める本当の理由と、やめさせるべきタイミングや正しい対応方法について紹介していきます。

犬が飼い主の顔を舐める理由とは?

愛犬が顔を舐めてくるのは、実はひとつの理由だけではありません。犬の気持ちや状況によって、舐める行動にはさまざまな意味が込められています。ここでは代表的な6つの理由を見ていきましょう。

1. 愛情表現と信頼のサイン

犬が飼い主の顔を舐める最も一般的な理由は、愛情表現です。大好きな飼い主さんに対して、「あなたが好きです」という気持ちを伝えているのです。

犬にとって舐める行動は、親愛の情を示す大切なコミュニケーション手段といえます。母犬も子犬の体を舐めて愛情を伝え、落ち着かせますから、この行動は犬の本能に深く根付いているのでしょう。

飼い主の顔を舐めるということは、それだけ信頼関係が築けている証拠でもあります。警戒心が強い相手や怖いと感じる相手に対しては、犬はこのような行動を取りません。

愛犬が穏やかな表情で尻尾を優しく振りながら顔を舐めてくるなら、それは純粋な愛情のサインと受け取っていいかもしれませんね。

2. 遊んでほしい・かまってほしいという要求

顔を舐める行動は、飼い主の注意を引くための要求行動でもあります。「遊んでほしい」「かまってほしい」という気持ちを伝えているのです。

テレビを見ているときや家事をしているとき、愛犬が顔を舐めてきた経験はないでしょうか。それは飼い主さんの気を引いて、自分に注目してもらいたいというサインかもしれません。

過去に顔を舐めたときに飼い主さんが反応してくれた記憶があると、犬はその行動を繰り返すようになります。「この行動をすれば、かまってもらえる」と学習してしまうのです。

特にエネルギーが有り余っている若い犬は、この理由で顔を舐めてくることが多いように感じます。

3. お腹が空いたときの催促

食事の時間が近づくと顔を舐めてくる場合、それは「ごはんがほしい」という催促のサインです。特に口周りを集中的に舐めてくるときは、この可能性が高いでしょう。

子犬は母犬の口周りを舐めることで、胃の中の食物を逆流させてもらい、それを離乳食として食べる習性があります。この本能的な行動が成犬になっても残っているのです。

飼い主を母犬のように慕っている犬ほど、この行動が見られるかもしれません。食事の時間が決まっている場合、その前後に顔を舐めてくる頻度が増えるようなら、お腹が空いているサインと考えられます。

ただし、この催促に毎回応えてしまうと、要求吠えのように舐める行動がエスカレートする可能性もあるので注意が必要です。

4. 口周りの匂いに惹かれている

実は犬は、飼い主の口周りの匂いに興味を持っていることがあります。食事をした後の食べ物の匂いが残っていると、それに惹かれて舐めてくるのです。

犬の嗅覚は人間の数千倍から数万倍も優れていますから、私たちが気づかないようなわずかな匂いもキャッチしています。特に香りの強い食べ物を食べた後は、愛犬が興味津々で顔を舐めてくることがあるかもしれませんね。

また、人間の汗や皮脂の塩分を好む犬もいます。顔を舐めることで、その味を楽しんでいる可能性もあるのです。

匂いに惹かれている場合は、食後に口周りを拭くだけでも舐める行動が減ることがあります。

5. 不安やストレスを感じている

顔を舐める行動は、犬が不安やストレスを感じているサインの場合もあります。飼い主に寄り添うことで安心感を得ようとしているのです。

留守番の後や、雷や花火などの大きな音がした後に顔を舐めてくるなら、不安な気持ちを落ち着かせようとしているのかもしれません。犬にとって舐める行動は、自分自身を落ち着かせる効果もあるのです。

また、環境の変化や新しい家族が増えたときなど、ストレスを感じる状況下でも舐める行動が増えることがあります。耳が後ろに倒れていたり、体が少し震えていたりする様子が見られたら、不安を感じている可能性が高いでしょう。

このような場合は、優しく撫でて安心させてあげることが大切です。

6. 服従心や敬意を示している

犬の社会では、舐める行動は服従や敬意を示す意味も持っています。下位の犬が上位の犬の口周りを舐めることで、「あなたに従います」というメッセージを伝えるのです。

飼い主を群れのリーダーと認識している犬は、この行動を通じて敬意を表現することがあります。特に叱られた後や、飼い主が怒っているように見えるときに顔を舐めてくる場合は、「機嫌を直してください」という気持ちが込められているかもしれません。

他の犬を舐める行動も、ケンカを防止するための知恵として使われています。相手に敵意がないことを示し、平和的な関係を保とうとしているのです。

飼い主との関係においても、この本能的な行動が表れているのでしょうね。

子犬の頃からの習性が関係している

犬が顔を舐める行動の多くは、子犬の頃の経験や本能に基づいています。母犬との関係から生まれた習性が、成犬になっても残り続けるのです。

1. 母犬との関係から生まれた行動

子犬が他者を舐める行為は、生後数週間から始まります。まだ目も開いていない頃から、子犬は母犬の乳首を探して舐める動作を繰り返すのです。

少し成長すると、子犬は母犬の唇を舐めることで食事を要求するようになります。この行動は生理的な反射であり、生存のために欠かせない本能なのです。舐められた母犬は、本能的に胃の中の食物を逆流させて子犬に与えます。

この逆流した食物は、母犬の体内で部分的に消化されており、子犬の離乳食として理想的な状態になっています。野生時代の名残として残っている、とても合理的な仕組みといえるでしょう。

一方、母犬も子犬の体を舐めて清潔に保ち、愛情を伝えて落ち着かせます。子犬はこの経験を通じて、舐める行動が愛情表現やコミュニケーションの手段であることを学んでいくのです。

2. 成長してもその習性が残る理由

子犬の頃に身につけた舐める習性は、成犬になってからも残り続けることが多いです。これは本能的な行動が脳に深く刻み込まれているためといえます。

飼い主を母犬のように慕っている犬は、特にこの行動を続ける傾向があります。「この人は自分を守ってくれる存在だ」という信頼感が、子犬時代の記憶を呼び覚ますのかもしれません。

また、舐める行動によって飼い主さんが喜んだり反応したりすると、犬はそれを学習して行動を強化していきます。「舐めると良いことがある」という経験が、習性をさらに定着させるのです。

成犬になっても子犬のような甘えん坊な性格の犬ほど、顔を舐める行動が多く見られるように感じます。これは決して悪いことではなく、飼い主への深い愛情と信頼の表れなのでしょう。

舐める行動に隠れた犬の気持ち

状況によって、犬が顔を舐める意味合いは変わってきます。ここでは特定のシーンで見られる舐める行動の裏にある、犬の気持ちを読み解いていきましょう。

1. 叱られたときに舐めてくる意味

犬を叱った直後に顔を舐めてくることがありますよね。これは「怒らないでください」「ごめんなさい」という気持ちを伝えようとしているのです。

犬は飼い主の表情や声のトーンから、機嫌が悪いことを敏感に察知します。そして、関係を修復しようとして舐める行動に出るのです。服従の姿勢を示すことで、「あなたに従います」というメッセージを送っているともいえます。

ただし、この行動を見て叱るのをやめてしまうと、犬は「舐めれば許してもらえる」と学習してしまう可能性があります。叱るときは一貫した態度を保つことが大切です。

とはいえ、犬なりに反省の気持ちを示しているわけですから、頭ごなしに拒絶するのも可哀想に感じてしまいますね。

2. 飼い主以外の人にも舐める場合

自分の犬が来客や散歩中に出会った人の顔を舐めようとすることがあります。これは社交的な性格の犬に多く見られる行動です。

犬にとって舐める行動は友好的な挨拶の意味も持っています。「あなたに興味があります」「仲良くなりたいです」という気持ちを表現しているのでしょう。特に人懐っこい性格の犬は、誰に対してもこの行動を取ることがあります。

ただし、全ての人が犬に顔を舐められることを好むわけではありません。衛生面を気にする方もいれば、犬が苦手な方もいます。

飼い主以外の人に対しては、ある程度舐める行動をコントロールできるようにしつけておくことが、マナーとして大切だと感じます。

3. しつこく舐めてくるときの心理

いつもより執拗に顔を舐めてくる場合は、何か特別な理由があるかもしれません。強い不安やストレスを感じているサインの可能性があります。

環境の変化や体調不良など、犬が何かに悩んでいるときは舐める行動が増えることがあります。自分自身を落ち着かせるために、飼い主との接触を求めているのです。

また、十分な運動や刺激が足りていない場合も、しつこく舐める行動が見られることがあります。エネルギーの発散場所を求めて、飼い主に働きかけているのかもしれません。

急にしつこく舐めるようになった場合は、愛犬の様子をよく観察して、ストレスの原因を探ってあげることが大切です。場合によっては、獣医師に相談することも検討しましょう。

顔を舐めさせるリスクと注意点

愛犬とのスキンシップは大切ですが、顔を舐めさせることには衛生面でのリスクも伴います。特に注意が必要なポイントを確認しておきましょう。

1. 犬の口内にいる細菌と感染症

犬の口腔内には、たくさんの細菌が常在しています。健康な犬でも、約75%の確率でパスツレラ菌という細菌が存在しているのです。

パスツレラ菌は、犬に舐められたり噛まれたりすることで人に感染する可能性があります。感染すると、気管支炎や敗血症、髄膜炎などの症状を引き起こす場合もあり、死亡例も報告されています。

他にも、カプノサイトファーガ・カニモルサスという細菌にも注意が必要です。この菌は顔を舐められることや噛まれることで感染します。さらに、サルモネラ菌や大腸菌のような細菌、ジアルジアやクリプトスポリジウムのような寄生虫がいる可能性もあるのです。

ただし、大半の健康な成人に対しては危険をもたらすほどの量は存在せず、犬に舐められたからといって必ず病気になるわけではありません。過度に心配する必要はないでしょう。

2. 免疫力が低い人や子どもへの影響

健康な成人であれば仮に感染しても無症状で済むことが多いのですが、免疫力が弱っている人や乳幼児、高齢者の場合は注意が必要です。

免疫力が低下していると、普段は問題にならない細菌でも体内で増殖し、重篤な症状を引き起こす可能性があります。パスツレラ感染症では、副鼻腔炎の悪化、鼻から膿が出る、鼻づまりや鼻水が長く続く、喉の痛み、声のかすれなどの症状が現れることがあります。

Q熱という感染症も、コクシエラ菌という細菌に感染した犬とキスすることで感染します。人に感染するとインフルエンザのような発熱や倦怠感などの症状が50%の確率で起こり、長期間症状が続くケースもあるのです。

小さな子どもがいる家庭や、高齢者と同居している場合は、犬に顔を舐めさせることを控えたほうが安心かもしれませんね。

3. 過度な舐める行動がストレスになる場合

顔を舐めさせることは、時として犬自身のストレスにもつながることがあります。舐める行動が習慣化しすぎて、飼い主が反応してくれないと不安になってしまうのです。

また、飼い主が顔を舐められることを嫌がって避けたり叱ったりすると、犬は混乱してしまいます。「この人は自分の愛情を拒絶している」と感じ、関係性に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。

過度に舐める行動が見られる場合は、何か別のストレス要因が隠れているかもしれません。運動不足や刺激不足、分離不安など、根本的な原因を探って対処することが大切です。

舐める行動そのものが問題なのではなく、その背景にある犬の気持ちに寄り添うことが重要だと感じます。

やめさせるべきタイミングはいつ?

顔を舐める行動は愛情表現ですが、状況によってはやめさせたほうが良い場合もあります。ここでは特にコントロールが必要なタイミングを見ていきましょう。

1. 衛生面が気になるとき

食事の前後や、外出先から帰ってきた直後など、衛生面が気になるタイミングでは顔を舐めさせないほうがいいでしょう。特に口や傷口を舐められることは避けたいところです。

犬の口腔内には多くの細菌が存在しているため、傷口から感染症を引き起こす可能性があります。顔に傷があったり、口内炎ができていたりする場合は、舐めさせないように注意が必要です。

また、犬が外で何かを食べたり舐めたりした後も、口内の衛生状態が気になります。散歩から帰ったら、顔を舐めさせる前に犬の口周りを軽く拭いてあげるといいかもしれませんね。

免疫力が低下しているときや体調が優れないときも、いつも以上に衛生面に気を配ることが大切です。

2. 興奮しすぎて落ち着かないとき

犬が興奮状態にあるときは、舐める行動もエスカレートしがちです。このタイミングでは、むしろ落ち着かせることを優先したほうがいいでしょう。

興奮して飛びつきながら顔を舐めてくる場合、誤って歯が当たって怪我をする可能性もあります。また、興奮状態のまま舐める行動を許していると、犬は「興奮すればかまってもらえる」と学習してしまうかもしれません。

帰宅時など、愛犬が嬉しくて興奮しているときこそ、まずは「おすわり」や「待て」の指示で落ち着かせることが大切です。落ち着いてから優しく撫でてあげるほうが、犬の精神状態にも良い影響を与えます。

興奮のコントロールができるようになると、日常生活全般がスムーズになっていくように感じます。

3. 来客時や外出先での行動

来客があったときや、ドッグカフェなどの外出先では、顔を舐める行動をコントロールできることが重要です。全ての人が犬好きとは限りませんし、衛生面を気にする方もいます。

特に犬が苦手な人やアレルギーを持っている人にとって、犬に舐められることは不快に感じられるかもしれません。飼い主としてのマナーとして、公共の場では犬の行動を適切にコントロールする必要があります。

来客時は、まず犬を落ち着かせてから挨拶させるようにしましょう。「おすわり」や「待て」の指示に従えるようにしつけておくと、どんな状況でも対応しやすくなります。

外出先では周囲への配慮も必要ですから、日頃からしつけをしっかりしておくことが大切だと感じます。

犬に顔を舐めるのをやめさせる方法

顔を舐める行動をやめさせたい場合、適切な方法で対応することが大切です。ここでは効果的な5つの方法を紹介します。

1. 「ダメ」と短く落ち着いたトーンで伝える

顔を舐めてきたら、「ダメ」や「ノー」と短く落ち着いたトーンで伝えましょう。大声で叫んだり怒鳴ったりすると、犬は喜んでいると勘違いしたり、逆に「怒らないで」とさらに舐めてくることがあります。

落ち着いた低めの声で、はっきりと「ダメ」と伝えることがポイントです。犬は飼い主の声のトーンから、これは許されない行動だと理解していきます。

ただし、叱りつけることが目的ではありません。あくまで「この行動は好ましくない」ということを伝えるだけにとどめましょう。

何度も繰り返し伝えることで、犬は徐々に学習していきます。根気強く続けることが大切です。

2. 手で口元を優しくガードする

顔を舐めようとしてきたら、手で優しく口元をガードする方法も効果的です。物理的に舐めることができない状況を作ることで、「この行動は成功しない」と犬に理解させるのです。

このとき、強く押したり叩いたりしてはいけません。優しくブロックするだけで十分です。力を入れすぎると、犬が怖がったり攻撃されていると感じたりする可能性があります。

手のひらを犬の鼻先に向けて、静かに「待て」のサインを出すのもいいでしょう。視覚的に「ストップ」のメッセージを伝えることができます。

この方法は、言葉での指示と組み合わせるとより効果的です。

3. 背を向けて反応しない

顔を舐めてきたら、すぐに背を向けて反応しないという方法もあります。犬にとって最も辛いのは、飼い主に無視されることです。

舐めても反応してもらえないと分かれば、犬はその行動をやめるようになります。「ワー!」と大声で反応したり、手で払いのけたりすると、犬は喜んでいると勘違いしてしまうのです。

背を向けるときは、何も言わずに静かに向きを変えることがポイントです。数秒から数十秒経って、犬が舐めるのをやめたら、再び向き直って優しく接してあげましょう。

この方法は、犬の要求行動全般に効果的なしつけ方法だと感じます。

4. おもちゃやおやつで気をそらす

顔を舐めてきたら、おもちゃやおやつで気をそらす方法も有効です。舐める行動以外に、もっと楽しいことがあると教えてあげるのです。

例えば、お気に入りのボールを転がしたり、知育おもちゃを与えたりすると、犬の注意がそちらに向きます。中におやつを入れられるおもちゃを使えば、長時間楽しむこともできるでしょう。

ただし、舐めてきた瞬間におやつを与えると、「舐めればおやつがもらえる」と学習してしまう可能性があります。タイミングには注意が必要です。

舐めるのをやめた後に、別の遊びを提案する形で気をそらすといいかもしれませんね。

5. 別の指示を出して代替行動を教える

顔を舐めようとしてきたら、「おすわり」や「待て」など別の指示を出すのも効果的です。舐める行動の代わりに、別の適切な行動を教えてあげるのです。

例えば、「おすわり」の指示に従ったら、しっかり褒めておやつを与えます。犬は「舐めるよりも、おすわりをしたほうが良いことがある」と学習していくでしょう。

「おて」や「ふせ」など、犬が得意な行動を代替行動にするのもいいですね。成功体験を積み重ねることで、犬の自信にもつながります。

日頃から基本的なコマンドをしっかり教えておくと、さまざまな場面で応用できるように感じます。

やめさせるときに気をつけること

顔を舐める行動をやめさせるときは、犬の気持ちを傷つけないような配慮が必要です。ここでは特に意識したい3つのポイントを紹介します。

1. 頭ごなしに叱らない

顔を舐める行動は、犬にとって愛情表現や信頼のサインです。それを頭ごなしに叱りつけてしまうと、犬は混乱したり傷ついたりしてしまいます。

大声で怒鳴ったり、体罰を加えたりすることは絶対に避けましょう。犬との信頼関係が崩れてしまう可能性があります。また、強く叱られると「飼い主の機嫌を直そう」としてさらに舐めてくることもあるのです。

やめさせたい行動だとしても、犬の気持ちを理解したうえで、優しく教えてあげることが大切です。「この行動は好ましくない」と伝えるだけにとどめ、犬の愛情自体を否定しないようにしましょう。

しつけは犬を支配することではなく、共に暮らしやすい関係を築くためのものだと感じます。

2. やめたときにしっかり褒める

舐めるのをやめたときは、しっかりと褒めてあげることが重要です。「やめてくれて嬉しい」というメッセージを、犬に伝えましょう。

「いい子だね」と優しく声をかけたり、おやつを与えたりすることで、犬は正しい行動を学習していきます。ポジティブな強化は、しつけにおいて最も効果的な方法のひとつです。

褒めるタイミングも大切です。舐めるのをやめた直後に褒めることで、「この行動が正しかったんだ」と犬は理解しやすくなります。

犬は飼い主に褒められることが何よりも嬉しいものですから、たくさん褒めてあげたいですね。

3. 一貫した対応を心がける

家族全員が一貫した対応を取ることも、しつけを成功させるポイントです。ある人は顔を舐めさせるのに、別の人は叱るという状況では、犬は混乱してしまいます。

家族で話し合って、顔を舐める行動に対するルールを決めておきましょう。「顔は舐めさせないが、手は良い」といった具体的な基準を設けると分かりやすいかもしれません。

また、その日の気分で対応を変えないことも大切です。昨日は許したのに今日は叱るというように、飼い主の対応が一貫していないと、犬は何が正しいのか分からなくなってしまいます。

根気強く、一貫した態度で接することで、犬は少しずつ理解していくでしょう。

愛犬との適切なコミュニケーションの取り方

顔を舐めさせないとしても、愛犬との絆を深めることはできます。ここでは、舐める行動以外でのコミュニケーション方法を紹介します。

1. 舐める以外の愛情表現を認めてあげる

犬の愛情表現は、顔を舐めることだけではありません。尻尾を振る、体を寄せてくる、目を見つめるなど、さまざまな方法で愛情を示してくれています。

顔を舐めるのをやめさせる代わりに、手を舐めることは許可するという選択肢もあります。手であれば、顔よりも感染症のリスクは低く、すぐに洗うこともできます。

また、犬が体を寄せてきたら優しく撫でてあげたり、アイコンタクトを取ったりすることで、十分に愛情を伝え合うことができます。犬は飼い主の温もりや声、匂いから安心感を得ているのです。

顔を舐める行動だけが愛情表現ではないと理解してあげることが大切だと感じます。

2. 不安やストレスの原因を取り除く

過度に舐める行動が見られる場合は、不安やストレスが隠れている可能性があります。その根本的な原因を探って取り除いてあげることが重要です。

運動不足であれば、散歩の時間を増やしたり、一緒に遊ぶ時間を作ったりしましょう。精神的な刺激が足りない場合は、知育おもちゃやノーズワークなど、頭を使う遊びを取り入れるといいかもしれません。

分離不安がある場合は、少しずつ留守番の練習をしたり、出かける前後の対応を見直したりする必要があります。環境の変化がストレスになっているなら、安心できる場所を作ってあげることも大切です。

犬の行動の背景にある気持ちに目を向けることで、より深い絆が生まれていくように感じます。

3. 日頃からスキンシップを大切にする

日頃から十分なスキンシップを取ることで、犬は安心感を得られます。顔を舐めさせなくても、愛情を伝える方法はたくさんあるのです。

毎日のブラッシングは、スキンシップの良い機会になります。優しく声をかけながらブラッシングすることで、犬はリラックスして飼い主との時間を楽しめるでしょう。

また、一緒に遊ぶ時間を持つことも大切です。引っ張りっこやボール遊びなど、犬が好きな遊びを通じて、楽しい時間を共有しましょう。

ただ同じ空間にいるだけでなく、犬と向き合う時間を意識的に作ることで、より強い絆が育まれていくように感じます。

まとめ:愛情を受け止めながら適切な距離感を

犬が飼い主の顔を舐める行動には、愛情表現や信頼のサイン、食事の催促、不安の表れなど、さまざまな理由が込められています。子犬の頃から続く本能的な習性であり、多くの場合は純粋な愛情の証といえるでしょう。

ただし、衛生面を考えると、やめさせたほうが良い場面もあります。特に免疫力が低い方や小さな子どもがいる家庭では、感染症のリスクを理解したうえで判断することが大切です。やめさせるときは、頭ごなしに叱るのではなく、一貫した優しい対応を心がけましょう。

愛犬の気持ちを大切にしながら、お互いに心地よい関係を築いていくこと。それが飼い主としての責任であり、愛情の形なのかもしれませんね。顔を舐める行動をどう扱うかは、それぞれの家庭の判断に委ねられますが、愛犬との絆を深める方法は他にもたくさんあります。日々のスキンシップや遊びを通じて、言葉を超えた信頼関係を育んでいきましょう。

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