犬の飼い方

多頭飼いで片方だけ懐くのはなぜ?犬同士の相性と飼い主の関わり方を紹介!

GOOD DOG編集部

2匹目の犬を迎えたとき、どちらか片方だけが懐いてくれるという経験をしたことはありませんか?

せっかく家族として迎えたのに、なぜか距離を感じてしまうと、飼い主としては少し寂しい気持ちになるかもしれません。けれど実は、犬にもそれぞれ性格や個性があって、懐き方に違いが出るのは自然なことです。多頭飼いならではの悩みですが、原因を知ることで解決の糸口が見えてきます。ここでは、片方だけ懐く理由と、犬同士の相性を見極めるポイント、そして飼い主としてどう関わっていけばいいのかを紹介します。

多頭飼いで片方だけ懐くのはなぜ?

多頭飼いをしていると、どうしても懐き方に差を感じることがあります。それには犬自身の性格や、飼い主との関係性が深く関わっています。

1. 犬それぞれの性格が違うから

犬にも人間と同じように、生まれ持った性格があります。人懐っこくて誰にでもすぐに心を開く子もいれば、慎重で時間をかけないと信頼関係を築けない子もいるのです。

たとえば同じ犬種でも、個体差はかなり大きいものです。トイプードルを2匹飼っていても、一方は甘えん坊でもう一方は独立心が強いということも珍しくありません。犬種の傾向はあっても、すべての犬が同じように行動するわけではないのです。

懐かないように見える犬も、実は心の中では飼い主を信頼しているかもしれません。ただ表現の仕方が違うだけで、愛情がないわけではないのです。性格の違いを理解することで、それぞれの犬との付き合い方も見えてきます。

2. 一緒に過ごす時間に差があるから

懐く・懐かないは、一緒に過ごした時間の長さにも影響されます。先住犬のほうが先に家族になっているため、どうしても飼い主との絆が深くなりやすいのです。

新しく迎えた犬は、環境に慣れるまでに時間がかかります。知らない場所で知らない人と過ごすのは、犬にとって大きなストレスです。その分、心を開くまでに時間が必要になることもあります。

また、無意識のうちに先住犬と過ごす時間が長くなっていることもあるかもしれません。新しい犬にもしっかりと向き合う時間を作ることで、少しずつ距離が縮まっていくはずです。

3. 飼い主の接し方に無意識の違いがあるから

平等に接しているつもりでも、実際には先住犬を優先していることがあります。ごはんの順番や声をかける頻度など、細かいところで差が出ていることも少なくありません。

犬はとても観察力が高い動物です。飼い主の表情や声のトーンから、自分への接し方を敏感に察知しています。だからこそ、ほんの少しの違いでも影響を受けやすいのです。

もちろん先住犬を優先することは大切ですが、新しい犬にも愛情をしっかり伝える必要があります。声かけやスキンシップの回数を意識するだけでも、関係は変わってくるかもしれません。

4. 犬同士の仲が懐き度に影響するから

犬同士の関係性も、懐き方に影響します。仲が良い犬たちは、安心して飼い主にも近づきやすくなる傾向があります。

逆に犬同士の関係がぎくしゃくしていると、どちらか一方が警戒心を強めてしまうことがあります。特に先住犬が新入りを受け入れていない場合、新しい犬は飼い主に近づくことさえ遠慮してしまうかもしれません。

犬同士が安定した関係を築けているかどうかは、懐き方にも大きく関わってきます。だからこそ、犬同士の関係づくりも大切なポイントになるのです。

犬が懐く・懐かないには個体差がある

懐き方の違いは、犬の個性そのものです。それぞれの犬が持つ背景を理解することで、焦らずに向き合えるようになります。

1. 生まれつきの性格による違い

犬の性格は、生まれた時点である程度決まっています。遺伝的な要素も大きく、親犬の性格が子犬に受け継がれることもあるのです。

活発で好奇心旺盛な犬は、新しい環境にもすぐに馴染みやすい傾向があります。一方、慎重な性格の犬は、安全を確認してからでないと行動しないこともあります。どちらが良い・悪いということではなく、それぞれの個性なのです。

生まれつきの性格を変えることは難しいですが、理解することはできます。犬のペースに合わせて接することが、信頼関係を築く第一歩です。

2. 人懐っこさは犬種による傾向もある

犬種によって、人懐っこさの傾向は異なります。ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは、もともと人と一緒に働く犬種なので、人に対して親しみやすい性格を持っています。

反対に、柴犬のように独立心が強い犬種もいます。これらの犬は飼い主には忠実ですが、誰にでもすぐに懐くタイプではありません。犬種の特徴を知っておくと、それぞれの犬の行動も理解しやすくなります。

ただし、犬種はあくまで傾向であって、個体差のほうが大きいこともあります。同じ犬種でも性格はさまざまなので、先入観を持たずに向き合うことが大切です。

3. 過去の経験が影響することもある

保護犬や譲渡犬の場合、過去の経験が懐き方に影響していることがあります。人間に対して怖い思いをした犬は、心を開くまでに時間がかかるかもしれません。

幼少期の社会化も重要です。子犬の頃にさまざまな人や犬と触れ合った経験がある犬は、大人になってからも人懐っこい傾向があります。逆に、社会化が不足していると、警戒心が強くなることもあるのです。

過去の経験は変えられませんが、これからの経験を積み重ねることはできます。焦らず少しずつ、良い思い出を作っていくことが大切です。

多頭飼いだと懐きにくくなるというのは本当?

多頭飼いにすると懐きにくくなるという話を聞いたことがあるかもしれません。実際のところ、どう影響するのでしょうか。

1. 単頭飼いのほうが懐きやすい傾向にある理由

単頭飼いの場合、飼い主の愛情をひとり占めできます。そのため、飼い主との絆が深まりやすく、懐きやすいと感じられることが多いのです。

多頭飼いでは、どうしても飼い主の注意が分散されます。それぞれの犬に時間を割く必要があるため、単頭飼いほど密な時間を過ごせないこともあるでしょう。

また、犬同士で遊んでいる時間が増えると、飼い主への依存度が下がることもあります。これは必ずしも悪いことではありませんが、ベタベタに懐いてほしい人には物足りなく感じられるかもしれません。

2. 多頭飼いでも懐く犬はしっかり懐く

多頭飼いでも、懐く犬はしっかり懐きます。性格や飼い主との関わり方次第で、単頭飼いと変わらない関係を築くことは十分に可能です。

実際、多頭飼いをしている家庭でも、どの犬も飼い主に懐いているケースはたくさんあります。大切なのは、それぞれの犬としっかり向き合う時間を作ることです。

多頭飼いだから懐かないのではなく、関わり方や環境が影響しているだけかもしれません。一匹一匹と丁寧に接することで、信頼関係は育っていきます。

3. 犬同士の関係が安定していれば問題ない

犬同士の関係が良好であれば、多頭飼いでも問題はありません。むしろ犬同士で遊べる環境があることで、犬たちのストレスが減ることもあります。

犬同士が仲良くしている姿は、飼い主にとっても癒しになります。お互いに安心できる相手がいることで、犬たちも心が安定しやすくなるのです。

関係が安定していれば、飼い主への懐き方にも良い影響が出てきます。犬同士の絆と飼い主との絆、どちらも大切にしていくことが理想的です。

犬同士の相性を見極めるポイント

犬同士の相性は、多頭飼いの成功を左右する重要な要素です。迎え入れる前に、しっかりと見極めておくことが大切です。

1. 性別の組み合わせによる相性の違い

性別の組み合わせは、相性に大きく影響します。一般的に、オスとメスの組み合わせが最も相性が良いとされています。

オス同士は縄張り意識が強く、対立しやすい傾向があります。特に両方とも去勢していない場合、ケンカが起きやすくなることもあるのです。メス同士も、発情期などに関係がぎくしゃくすることがあります。

異性の組み合わせであれば、比較的穏やかに過ごせることが多いです。ただし繁殖を望まない場合は、去勢・避妊手術を検討する必要があります。

2. 年齢差が大きすぎると難しいことも

年齢差も相性を左右するポイントです。一般的には、5歳以内の年齢差であれば相性が良いとされています。

子犬は遊びたい盛りですが、高齢犬は静かに過ごしたいと思っているかもしれません。年齢差が大きすぎると、生活リズムやペースが合わず、どちらかにストレスがかかってしまいます。

若い犬同士であれば、一緒に遊びながら関係を築けるため、仲良くなりやすいです。年齢が近い犬たちは、エネルギーレベルも似ているため、お互いに負担が少ないのです。

3. 性格のタイプが似ているほうが相性が良い

性格の相性も重要です。活発な犬同士、おとなしい犬同士など、似た性格のほうが相性が良い傾向があります。

遊び好きな犬に、のんびり屋の犬を合わせてしまうと、どちらかが疲れてしまいます。エネルギーレベルが違いすぎると、一緒に過ごすこと自体がストレスになってしまうのです。

性格が似ていれば、自然と生活リズムも合ってきます。無理に合わせる必要がないため、お互いにリラックスして過ごせるのです。

4. 先住犬が多頭飼いに向いているかどうか

先住犬の性格も、相性を見極めるうえで欠かせません。もともと他の犬と遊ぶのが好きな犬であれば、新しい犬を受け入れやすいでしょう。

一方、ひとりが好きな犬や、独占欲が強い犬は、多頭飼いに向いていないこともあります。無理に新しい犬を迎えると、先住犬にとって大きなストレスになってしまいます。

ドッグランなどで他の犬との関わり方を観察しておくと、多頭飼いに向いているかどうかの判断材料になります。先住犬の気持ちを最優先に考えることが、多頭飼い成功の鍵です。

片方だけ懐くときの飼い主の関わり方

片方だけ懐いていると感じても、焦る必要はありません。飼い主の接し方次第で、関係は少しずつ変わっていきます。

1. どちらにも平等に愛情を注ぐことを意識する

平等に愛情を注ぐことは、多頭飼いの基本です。特定の犬だけを可愛がっていると、もう一方の犬が不安を感じてしまいます。

声をかける回数や撫でる時間など、できるだけ差が出ないように意識してみましょう。犬は細かいところまでよく見ているため、ちょっとした違いも敏感に察知します。

ただし、完璧に平等にする必要はありません。大切なのは、どちらの犬も「自分は愛されている」と感じられることです。

2. 先住犬を優先して安心させる

先住犬を優先することは、多頭飼いの鉄則です。ごはんや散歩の準備、おやつを与える順番など、すべて先住犬を先にします。

新しい犬が来たことで、先住犬は「自分の立場が奪われるのではないか」と不安に感じています。だからこそ、優先順位を明確にすることで、先住犬を安心させることが大切なのです。

先住犬が安定すれば、新しい犬も受け入れやすくなります。まずは先住犬の気持ちを大切にすることが、全体のバランスを保つコツです。

3. それぞれと1対1の時間をつくる

それぞれの犬と1対1で過ごす時間を作ることも大切です。多頭飼いでは、どうしても一緒にいる時間が多くなりますが、個別の時間も必要なのです。

散歩を別々に行く、片方がクレートで休んでいるときにもう片方と遊ぶなど、工夫次第で1対1の時間は作れます。この時間が、飼い主と犬の絆を深めるチャンスになります。

1対1の時間があることで、犬も「自分だけの特別な時間」を感じられます。懐いていないように見えた犬も、この時間を通じて心を開いてくれるかもしれません。

4. 懐いていないように見えても焦らない

懐き方には、犬それぞれのペースがあります。すぐに懐く犬もいれば、時間をかけてゆっくり距離を縮める犬もいるのです。

懐いていないように見えても、実は信頼関係は少しずつ築かれているかもしれません。表現の仕方が違うだけで、飼い主のことをちゃんと見ているはずです。

焦って距離を縮めようとすると、逆に警戒されてしまうこともあります。犬のペースを尊重しながら、じっくりと関係を育てていくことが大切です。

犬同士を仲良くさせるための工夫

犬同士の関係が良好であれば、家全体の雰囲気も良くなります。無理に仲良くさせるのではなく、自然な関係づくりをサポートしましょう。

1. 無理に近づけようとしない

犬同士を無理に近づけようとすると、かえって関係が悪化することがあります。特に迎え入れ直後は、お互いに距離を保つことが大切です。

最初は別々の部屋で過ごさせて、少しずつ顔を合わせる時間を増やしていきます。焦らず段階を踏むことで、犬たちも安心して相手を受け入れられるのです。

犬同士のペースを尊重することが、良い関係を築く第一歩です。人間が無理に介入しすぎないことも、時には必要なのです。

2. 食事やおもちゃは個別に用意する

食事やおもちゃは、犬同士のトラブルの原因になりやすいです。それぞれに専用のものを用意して、取り合いにならないようにしましょう。

ごはんの時間は、別々の場所で食べさせるのが理想的です。食事中は犬も警戒心が高まるため、トラブルが起きやすくなります。

おもちゃも、それぞれが気に入るものを用意してあげましょう。共有できるものと個別のものを使い分けることで、ストレスを減らせます。

3. 一緒に散歩をして絆を深める

一緒に散歩をすることは、犬同士の絆を深める良い方法です。外で一緒に過ごす時間は、良い思い出になります。

散歩中は、お互いに緊張がほぐれやすくなります。新しい刺激を共有することで、自然と仲良くなっていくこともあるのです。

ただし、最初は短い時間から始めて、様子を見ながら調整しましょう。無理のないペースで、少しずつ慣らしていくことが大切です。

4. ケンカが起きやすい場面では距離を取る

ケンカが起きやすい場面では、あらかじめ距離を取っておくことが賢明です。食事の時間や来客時など、犬が興奮しやすいタイミングは要注意です。

もしケンカが始まりそうになったら、大きな声で反応せず、冷静に引き離します。大声を出すと、犬たちがさらに興奮してしまうことがあります。

トラブルを未然に防ぐことが、良い関係を保つコツです。危険な場面では、飼い主が適切に介入することも必要です。

嫉妬心を減らすために気をつけたいこと

犬の嫉妬心は、多頭飼いでよくある問題です。適切に対処することで、犬たちの不安を和らげることができます。

1. 特定の犬だけを特別扱いしない

特定の犬だけを特別扱いすると、もう一方の犬が嫉妬してしまいます。どちらも同じように大切にしていることを、行動で示すことが大切です。

可愛がり方に差が出ないように意識しましょう。たとえば、一方の犬だけを膝に乗せたり、名前を呼ぶ回数に偏りがあったりすると、犬は敏感に察知します。

平等に接することで、犬たちも安心して過ごせるようになります。嫉妬心が減れば、犬同士の関係も改善しやすくなるのです。

2. スキンシップやおやつは順番に与える

スキンシップやおやつを与えるときは、順番を意識しましょう。先住犬を優先しつつ、新しい犬にもしっかりと愛情を伝えることが大切です。

順番を決めておくことで、犬たちも「自分の番が来る」と理解できます。待つことを覚えることで、落ち着いた行動ができるようになるのです。

おやつを与えた後は、しっかりと褒めてあげましょう。良い行動にはご褒美を与えることで、犬たちも学習していきます。

3. 家族全員で同じルールを守る

家族全員で同じルールを守ることも重要です。人によって対応が違うと、犬は混乱してしまいます。

たとえば、お父さんは先住犬を優先するけれど、お母さんは新しい犬を優先するといった状況では、犬たちは安心できません。家族で話し合って、統一したルールを作りましょう。

一貫したルールがあることで、犬たちも自分の立場を理解しやすくなります。安定した環境が、嫉妬心を減らす鍵になります。

多頭飼いでそれぞれの犬を大切にする方法

多頭飼いでも、それぞれの犬を大切にすることは可能です。一匹一匹の個性を尊重しながら、良い関係を築いていきましょう。

1. 個々の性格やペースを尊重する

それぞれの犬には、独自の性格やペースがあります。一方の犬に合わせた方法が、もう一方の犬にも合うとは限りません。

たとえば、甘えん坊な犬にはたっぷりスキンシップを取り、独立心が強い犬には適度な距離を保つなど、それぞれに合った接し方を見つけましょう。無理に同じように扱おうとしなくても良いのです。

個性を尊重することで、犬たちも自分らしく過ごせます。それぞれの良さを認めてあげることが、飼い主の役目です。

2. 健康状態を個別に把握しておく

多頭飼いでは、それぞれの健康状態を個別に把握することが大切です。年齢や体調によって、必要なケアは異なります。

食事の量や散歩の時間、体重の変化など、細かくチェックしておきましょう。一方の犬が体調を崩していても、もう一方の犬に気を取られて気づかないことがあるかもしれません。

定期的に健康チェックをすることで、早めに異変に気づけます。それぞれの犬に合った健康管理を心がけましょう。

3. 犬同士の関係は犬たちに任せる部分も必要

犬同士の関係は、ある程度犬たち自身に任せることも大切です。人間が介入しすぎると、かえって関係がぎくしゃくすることもあります。

犬同士で順位を決めたり、距離感を調整したりするのは、自然な行動です。危険でない限り、見守る姿勢も必要なのです。

信頼して任せることで、犬たちも自分たちなりの関係を築いていきます。飼い主はサポート役として、適度な距離を保ちましょう。

まとめ

多頭飼いで片方だけ懐くように感じても、それは犬の個性や性格の違いから来るものです。焦らずそれぞれのペースを尊重しながら、一匹一匹と向き合う時間を大切にしていけば、少しずつ関係は深まっていくはずです。

犬同士の相性を見極めることや、平等に愛情を注ぐこと、そして先住犬を優先しながらも新しい犬にもしっかりと関わることが、多頭飼いを成功させるポイントです。犬たちがそれぞれの居場所を見つけて、安心して過ごせる環境を作ってあげられたら良いですね。もし不安なことがあれば、ドッグトレーナーや獣医師に相談してみるのもおすすめです]]

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