マルチーズとビションフリーゼはどう違う?性格の差やお手入れ難易度を比較して紹介
白くてふわふわの小型犬を飼いたいと思ったとき、マルチーズとビションフリーゼで迷うことはありませんか?
どちらも可愛らしい見た目ですが、性格やお手入れの手間には意外と違いがあります。飼い主に甘えたい子がいいのか、誰とでも仲良くできる子がいいのか、毎日のお手入れにどれくらい時間をかけられるのかによって、向いている犬種は変わってきます。この記事では、2つの犬種の違いを性格やお手入れの観点から詳しく比較していきます。
マルチーズとビションフリーゼはどう違う?
マルチーズとビションフリーゼは、どちらも白い被毛を持つ小型犬ですが、見た目も性格も異なる部分がたくさんあります。
1. 見た目の違いとは?
マルチーズの被毛はシルクのようにストレートで、地面に届くほど長く伸ばすことができます。光沢のある真っ直ぐな毛並みが特徴的で、顔つきもすっきりしています。
一方、ビションフリーゼはふわふわとした巻き毛を持ち、まるでわたあめのような質感です。二重構造の被毛がボリューム感を生み出し、アフロのようなスタイルに整えられることが多いです。遠くから見るとトイプードルと間違えられることもあるそうです。
2. サイズ・体重の比較
マルチーズは身長約18〜23cm、体重は約2〜3kgと小さめのサイズです。華奢で優雅な印象を与えます。
それに比べてビションフリーゼは身長約24〜29cm、体重は約5〜8kgとマルチーズよりも一回り大きいです。小型犬の中では比較的骨格や筋量に恵まれていて、頑強な部類に入ります。同じ白い小型犬でも、抱っこしたときの重さや存在感はかなり違います。
3. 被毛の質感と特徴の違い
マルチーズはシングルコートで、直毛が特徴です。抜け毛は少ないものの、毛が絡まりやすいので定期的なブラッシングが必要になります。
ビションフリーゼはダブルコートで、ふわふわの巻き毛が密集しています。こちらも抜け毛は少ないのですが、毛玉になりやすいため毎日のブラッシングは欠かせません。触り心地はビションフリーゼのほうが柔らかく、ぬいぐるみのような感触です。
マルチーズの性格とは?
マルチーズは愛情深く、飼い主との絆を何より大切にする犬種です。
1. 飼い主に甘えん坊な性格
マルチーズは基本的に甘えん坊で、飼い主にべったりくっつくのが大好きです。特定の人に深く依存する傾向があり、飼い主との時間を何より大切にします。
膝の上に乗ってきたり、後ろをついて歩いたりする姿は、まるで影のようです。この愛情深さが、多くの人を魅了する理由かもしれません。ただし、分離不安になりやすく、長時間の留守番には不向きです。
2. 人懐っこくて活発
マルチーズは陽気で明るく、元気いっぱいに動き回る性格をしています。小さな体ながら自信があり、活発に遊ぶのが好きです。
警戒心が強い一面もあり、知らない人に対しては少し距離を置くこともあります。でもそれは、飼い主を守ろうとする気持ちの表れでもあります。小さいながらも番犬のような役割を果たそうとする姿は、頼もしく感じられます。
3. 賢くてしつけやすい
マルチーズは知性が高く、基本的な命令はすぐに覚えます。しつけに対する対応も良いので、初めて犬を飼う人でも比較的育てやすいです。
飼い主の言葉を理解しようとする姿勢があり、まるで会話をしているような気分になることもあります。ポジティブなアプローチで訓練すると、トリックなども楽しく覚えてくれます。賢さと愛情深さを兼ね備えた性格が、マルチーズの魅力です。
ビションフリーゼの性格とは?
ビションフリーゼは明るく社交的で、人や他の動物と関わるのが大好きな犬種です。
1. 明るくて社交的な性格
ビションフリーゼは誰に対してもフレンドリーで、初めて会う人にもすぐに打ち解けます。オープンな性格を持ち、家族全員と仲良くなる傾向があります。
新しい環境や知らない人にも物怖じせず、すぐに適応できる柔軟性があります。この社交性の高さは、長い歴史の中で多くの人々と暮らしてきたことが影響しているのかもしれません。ドッグランに行っても、他の犬とすぐに仲良くなれる子が多いです。
2. 穏やかでフレンドリー
ビションフリーゼは辛抱強く穏やかな性格で、滅多に吠えることがないと言われています。温厚でおおらかな性格なので、騒音が少ない家庭環境にも向いています。
活発に遊ぶのも好きですが、落ち着いた時間も大切にします。成犬になるにつれて、より落ち着いた性格になる傾向があります。エネルギッシュさと穏やかさのバランスが取れているのが、ビションフリーゼの魅力です。
3. 他の犬や子どもとも仲良くできる
ビションフリーゼは社交的で活発な性格を持ち、他の犬や子どもとも上手に接することができます。家族依存が強すぎないため、多頭飼いにも向いています。
子どもがいる家庭でも安心して飼える犬種です。優しく接してくれるので、小さなお子さんとも楽しく遊べます。アレルギーの少ない犬種としても知られているため、アレルギーを持つ家族がいる家庭にもおすすめです。
性格の違いはあるの?
マルチーズとビションフリーゼは、どちらも愛情深い犬種ですが、社交性や依存度に違いがあります。
1. 甘えん坊度合いの違い
マルチーズは特定の人に深く依存し、飼い主にべったりくっつくタイプです。一人の人との強い絆を求める性格をしています。
ビションフリーゼも甘えん坊ではありますが、家族全員に対して愛情を示します。特定の人だけに執着するのではなく、みんなと仲良くしたいと思っています。どちらかというと、マルチーズのほうが飼い主への依存度は高いです。
2. 社交性の差
ビションフリーゼは誰に対してもオープンで、初めて会う人にもフレンドリーに接します。より多くの人に対して心を開く傾向が強いです。
対してマルチーズは、知らない人には警戒心を見せることがあります。飼い主や家族には甘えん坊ですが、外の人には少し距離を置くこともあります。この違いは、来客が多い家庭かどうかで選ぶポイントになるかもしれません。
3. 留守番の得意・不得意
マルチーズは分離不安になりやすく、長時間の留守番は苦手です。飼い主がいないとストレスを感じやすいので、在宅時間が長い人に向いています。
ビションフリーゼは比較的独立心があり、マルチーズよりは留守番に適応しやすいです。ただし、どちらの犬種も人と一緒にいるのが好きなので、長時間一人にさせるのは避けたほうがよいです。
マルチーズのお手入れ難易度
マルチーズは被毛が美しい反面、定期的なお手入れが必要な犬種です。
1. トリミングの頻度
マルチーズは月に1回程度のトリミングが推奨されます。被毛が伸び続けるため、定期的にカットしないと毛が絡まったり、地面に引きずってしまったりします。
トリミング費用は地域やサロンによって異なりますが、1回あたり5,000円〜8,000円程度が相場です。短めにカットすれば、お手入れの頻度を減らすこともできます。自宅でカットする飼い主さんもいますが、慣れるまでは少し難しいかもしれません。
2. ブラッシングの必要性
マルチーズはシングルコートで抜け毛は少ないのですが、毛が絡まりやすいです。毎日のブラッシングが理想的ですが、最低でも週に3〜4回は行いたいところです。
ブラッシングを怠ると毛玉ができやすくなり、皮膚トラブルの原因にもなります。特に耳の後ろや脇の下、足の付け根は毛玉ができやすい場所なので、念入りにブラッシングしてあげてください。優しく声をかけながら行うと、犬もリラックスしてくれます。
3. シャンプーのやり方
マルチーズは2週間に1回程度のシャンプーが目安です。白い被毛なので、汚れが目立ちやすいのが特徴です。
シャンプー前にしっかりブラッシングして毛玉を取り除いてから、ぬるま湯で優しく洗います。シャンプー後はドライヤーでしっかり乾かすことが大切です。生乾きのままだと皮膚炎の原因になることもあります。慣れれば自宅でも十分ケアできますが、定期的にプロに任せるのもよいです。
ビションフリーゼのお手入れ難易度
ビションフリーゼは見た目の可愛さを保つために、かなり手間のかかるお手入れが必要です。
1. トリミングの頻度と費用
ビションフリーゼは月に1回のトリミングが必須です。ふわふわのアフロスタイルを維持するためには、定期的なカットが欠かせません。
トリミング費用は1回あたり8,000円〜12,000円程度で、マルチーズよりも高めです。被毛のボリュームが多いため、カットに時間がかかるからです。サロンによってはパウダーパフスタイルなど、さまざまなカットスタイルを楽しめます。
2. 毎日のブラッシングは必須
ビションフリーゼは毎日のブラッシングが必要です。ダブルコートでふわふわの巻き毛なので、1日でも怠ると毛玉ができてしまいます。
特に換毛期には、下毛が抜けやすくなるので念入りなブラッシングが求められます。スリッカーブラシとコームを使って、根元から丁寧にとかしてあげましょう。ブラッシングは15〜30分程度かかることもあります。時間はかかりますが、この時間が犬との大切なコミュニケーションにもなります。
3. 毛玉になりやすい注意点
ビションフリーゼの被毛は非常に毛玉になりやすいです。特に耳の後ろ、脇の下、内股などは毛玉ができやすい場所なので、重点的にケアが必要です。
雨の日の散歩後や、遊んだ後は特に注意が必要です。濡れたまま放置すると、あっという間に毛玉だらけになってしまいます。毛玉を無理に引っ張ると皮膚を傷つけてしまうので、少しずつほぐすか、ひどい場合はカットすることも検討しましょう。
お手入れの難易度はどう違う?
マルチーズとビションフリーゼでは、お手入れにかかる手間や時間に違いがあります。
1. 手間がかかるのはどっち?
お手入れの手間は、ビションフリーゼのほうが断然かかります。毎日のブラッシングが必須で、怠るとすぐに毛玉だらけになってしまうからです。
マルチーズも定期的なブラッシングは必要ですが、短めにカットすればお手入れの頻度を減らすこともできます。ビションフリーゼの場合は、あのふわふわスタイルを維持するために、どうしても手間がかかります。
2. コスト面での違い
トリミング費用は、ビションフリーゼのほうが高めです。月に1回のトリミングで年間約10万円〜15万円程度かかることもあります。
マルチーズは年間約6万円〜10万円程度が目安です。どちらの犬種も定期的なケアが必要なので、予算に余裕を持っておくことが大切です。自宅でシャンプーやブラッシングを行えば、費用を抑えることもできます。
3. 初心者にとっての難易度
初めて犬を飼う人にとっては、マルチーズのほうが扱いやすいかもしれません。短めにカットすれば、お手入れの負担を軽減できるからです。
ビションフリーゼは毎日のブラッシングが欠かせないため、時間と根気が必要です。ただし、お手入れの時間を楽しめる人にとっては、ふわふわの被毛を維持する喜びもあります。どちらを選ぶかは、どれくらいの時間をお手入れに使えるかで決めるとよいです。
マルチーズの飼いやすさ
マルチーズは小柄で扱いやすく、初心者にも向いている犬種です。
1. 運動量はどれくらい必要?
マルチーズは1日20〜30分程度の散歩で十分です。小型犬なので、それほど多くの運動量を必要としません。
室内での遊びも運動になるので、天候が悪い日は家の中で遊んであげるだけでも大丈夫です。ただし、運動不足になるとストレスがたまり、問題行動につながることもあります。毎日少しずつでも体を動かす時間を作ってあげましょう。
2. 初心者でも飼いやすい理由
マルチーズは賢くてしつけやすいので、初めて犬を飼う人でも安心です。基本的な命令はすぐに覚えてくれます。
小柄なので散歩も楽で、力の弱い人でもコントロールしやすいです。また、甘えん坊な性格なので、飼い主との絆も深まりやすいです。ただし、分離不安には注意が必要なので、少しずつ留守番の練習をすることが大切です。
3. 小さい部屋でも飼える
マルチーズは体が小さいので、ワンルームマンションでも飼うことができます。それほど広いスペースを必要としないからです。
室内でも十分に運動できるサイズなので、庭がなくても問題ありません。ただし、滑りやすいフローリングは足腰に負担がかかるので、カーペットやマットを敷いてあげるとよいです。コンパクトな暮らしを求める人には、ぴったりの犬種です。
ビションフリーゼの飼いやすさ
ビションフリーゼは社交的で飼いやすい犬種ですが、運動量とお手入れには注意が必要です。
1. 運動量と散歩時間
ビションフリーゼは1日2回、合計30〜60分程度の散歩が理想的です。マルチーズよりも活発で、運動が好きな犬種です。
散歩だけでなく、室内での遊び時間も必要です。退屈するとストレスがたまり、問題行動を起こすこともあります。知的な刺激を与えるおもちゃや、一緒に遊ぶ時間を大切にしてあげましょう。
2. 初心者向けの理由
ビションフリーゼは穏やかでフレンドリーな性格なので、初めて犬を飼う人にも向いています。しつけに対しても前向きに対応してくれます。
吠えることが少ないので、集合住宅でも飼いやすいです。他の犬や子どもとも仲良くできるため、家族が多い家庭にもおすすめです。ただし、お手入れには時間がかかるので、その点は覚悟が必要です。
3. 抜け毛が少ない利点
ビションフリーゼはダブルコートですが、抜け毛が少ない犬種です。アレルギーを持つ人にも比較的飼いやすいとされています。
ただし、抜け毛が少ない分、毛が密集して毛玉になりやすいです。毎日のブラッシングで抜けた毛を取り除いてあげることが大切です。掃除の手間は減りますが、お手入れの時間は必要になります。
どんな人にマルチーズが向いている?
マルチーズは甘えん坊で愛情深い性格なので、一緒にいる時間を大切にしたい人に向いています。
1. 一人暮らしや高齢者
マルチーズは小柄で扱いやすいので、一人暮らしや高齢者にもおすすめです。散歩も短時間で済み、力が弱い人でもコントロールしやすいです。
飼い主との絆を大切にする性格なので、一緒にいる時間が長い人には特に向いています。ただし、長時間の留守番は苦手なので、在宅時間が長い人のほうがよいです。
2. 小さい犬が好きな人
マルチーズは体重2〜3kgと非常に小柄です。膝の上に乗せて撫でたり、抱っこして一緒に過ごしたりするのが好きな人にぴったりです。
華奢で優雅な見た目も魅力的で、美しい被毛を保つ楽しみもあります。小さくて可愛らしい犬と暮らしたい人には、理想的な犬種です。
3. お手入れにそこまで時間をかけられない人
マルチーズは短めにカットすれば、お手入れの負担を減らすことができます。ビションフリーゼほど手間がかからないので、忙しい人でも飼いやすいです。
定期的なトリミングとブラッシングは必要ですが、毎日長時間のお手入れをしなくても大丈夫です。仕事や家事で忙しいけれど、犬と暮らしたいという人に向いています。
どんな人にビションフリーゼが向いている?
ビションフリーゼは社交的で明るい性格なので、活発な家庭に向いています。
1. 明るく社交的な性格を求める人
ビションフリーゼは誰とでも仲良くできるフレンドリーな性格です。来客が多い家庭や、他のペットがいる家庭でも安心して飼えます。
ドッグランやドッグカフェなど、犬と一緒に外出する機会が多い人にもおすすめです。社交的な性格なので、どこに行っても楽しく過ごせます。
2. お手入れに時間をかけられる人
ビションフリーゼは毎日のブラッシングが必須です。お手入れの時間を楽しめる人や、犬との時間を大切にしたい人に向いています。
ふわふわの被毛を維持する喜びを感じられる人なら、お手入れも苦になりません。むしろ、ブラッシングやトリミングの時間が癒しになるかもしれません。時間に余裕があり、犬のケアに愛情を注げる人におすすめです。
3. 家族が多い家庭
ビションフリーゼは家族全員と仲良くできる性格なので、家族が多い家庭に向いています。子どもがいる家庭でも安心して飼えます。
穏やかで優しい性格なので、小さなお子さんとも楽しく遊べます。家族みんなで可愛がりたいという家庭には、ぴったりの犬種です。
まとめ
マルチーズとビションフリーゼは、どちらも白くて愛らしい小型犬ですが、性格やお手入れには違いがあります。
マルチーズは飼い主に深く依存する甘えん坊で、一緒にいる時間を何より大切にします。ビションフリーゼは誰に対してもフレンドリーで、社交的な性格が魅力です。お手入れの手間は、ビションフリーゼのほうが断然かかります。毎日のブラッシングが必須で、トリミング費用も高めです。マルチーズは短めにカットすれば、お手入れの負担を減らすこともできます。
どちらを選ぶかは、あなたのライフスタイルや好みによって変わってきます。飼い主との絆を深めたいならマルチーズ、家族みんなで楽しく過ごしたいならビションフリーゼがおすすめです。愛情を注げば、どちらの犬種も素晴らしいパートナーになってくれます。
