コーギーの多頭飼いで気をつけたい!トラブルを防ぐコツと対処法を解説!
「コーギーをもう1匹迎えたい」そう思ったことはありませんか?
元気いっぱいのコーギーが2匹いたら、きっと毎日がもっと楽しくなるはずです。ただ、多頭飼いには喜びだけでなく、知っておきたい注意点もあります。相性が合わなかったり、ケンカが絶えなかったりすると、飼い主も犬たちもストレスを抱えてしまうかもしれません。
ここでは、コーギーの多頭飼いで起こりやすいトラブルと、それを防ぐための具体的なコツをお伝えします。事前の準備と日々のちょっとした心がけで、みんなが幸せに暮らせる環境は作れるものです。
コーギーの多頭飼いとは?
コーギーは活発で人懐っこい性格を持つ犬種です。多頭飼いを考えるとき、まずはこの犬種の特性をしっかり理解しておく必要があります。
1. コーギーの性格的な特徴
コーギーは牧羊犬として活躍していた歴史があり、非常に賢く運動量も多い犬種です。頭が良いということは、しつけがしやすい反面、自己主張も強めです。縄張り意識がはっきりしている個体も多く、新しい犬を迎えたときに警戒心を示すことがあります。
また、エネルギーが有り余っているため、適切な運動や刺激がないとストレスを溜め込みやすい一面もあります。こうした性格を理解しておくと、多頭飼いでの対応もスムーズになるでしょう。
コーギーは好奇心旺盛で遊び好きなので、相性の良い相手がいれば一緒に楽しく過ごせます。ただし、個体差も大きいため、すべてのコーギーが多頭飼いに向いているわけではありません。
2. 多頭飼いで期待できる良い面
多頭飼いの最大のメリットは、犬同士で遊び相手になってくれることです。飼い主が忙しいときでも、2匹で勝手に遊んでエネルギーを発散してくれるので、運動不足の心配が減ります。
留守番のときも、1匹だけで過ごすより仲間がいるほうが寂しさを感じにくくなります。犬は本来群れで生活する動物なので、他の犬と一緒にいることで安心感を得られるのです。
さらに、犬同士の関係の中で社会性が育まれるという利点もあります。上下関係を学んだり、遊びのルールを覚えたりすることで、他の犬とも上手に付き合えるようになるでしょう。
3. 多頭飾いならではの大変さ
良いことばかりではありません。多頭飼いでは、食費や医療費、トリミング代などが単純に倍になります。病気やケガをしたときの負担も、当然増えていきます。
お世話にかかる時間も大幅に増えるのは避けられません。食事の準備、散歩、ブラッシング、それぞれの健康チェックなど、やることは山積みです。特に散歩は、2匹が別々の方向に行こうとすると飼い主が引っ張られて大変です。
また、相性が悪いとストレスを抱えてしまうリスクもあります。先住犬がやきもちを焼いたり、新入りに攻撃的になったりすることもあるのです。
コーギーの多頭飼いで起こりやすいトラブル
実際に多頭飼いを始めると、思いがけないトラブルに直面することがあります。事前に知っておけば、対策も立てやすくなるはずです。
1. 犬同士の相性が合わない
犬にも人間と同じように相性があります。いくら同じコーギーといっても、性格が真逆だったり、片方が攻撃的だったりすると、一緒に暮らすのは難しくなります。
特に先住犬が他の犬を受け入れにくい性格の場合、新入りを拒絶してしまうこともあります。無理に一緒にさせようとすると、逆効果になってしまうかもしれません。
初対面の印象が悪いと、その後の関係もギクシャクしやすくなります。最初の顔合わせは慎重に進めることが大切です。
相性を見極めるには時間がかかりますが、焦らずゆっくり様子を見守る姿勢が必要でしょう。
2. 先住犬がストレスを感じてしまう
新しい犬を迎えたことで、先住犬がストレスを抱えるケースは少なくありません。飼い主の愛情が新入りに向かっているように感じると、不安や嫉妬心が芽生えてしまいます。
ストレスのサインとしては、食欲不振、無気力、トイレの失敗などが挙げられます。いつもと様子が違うと感じたら、早めに対応してあげる必要があります。
先住犬を優先してあげることで、安心感を与えられます。「自分の立場は揺るがない」と感じられれば、新入りも受け入れやすくなるはずです。
ストレスが長引くと、体調にも影響が出てくるので注意が必要です。
3. 縄張り意識からケンカが増える
コーギーは縄張り意識が強い犬種なので、自分のスペースや飼い主を守ろうとする本能があります。新入りが自分のテリトリーに入ってくると、威嚇したり唸ったりすることがあります。
特にオス同士の場合、どちらが優位かを決めるために激しくぶつかり合うこともあります。ケンカがエスカレートすると、ケガをする危険性もあるので油断できません。
ケンカなのか、じゃれ合っているだけなのか見極めるのも難しいものです。本気のケンカは声が低く、体が硬直して緊張感が漂います。
縄張りを明確に分けてあげることで、ストレスを減らせる場合もあります。
4. ごはんや遊びで争いになる
食事の時間やおもちゃの取り合いで、トラブルが起きることもよくあります。食べ物への執着が強い犬は、他の犬が近づくと唸って威嚇します。
一緒にごはんを食べさせると、早食いの犬が遅い犬の分まで食べてしまったり、逆に食べられなくなってストレスを感じたりします。こうした状況は健康面でも良くありません。
おもちゃやおやつも、取り合いの原因になりやすいアイテムです。どちらか一方だけに与えると、もう一方がやきもちを焼いてしまいます。
| トラブルの種類 | 起こりやすい場面 | 主な原因 | |
|---|---|---|---|
| 相性の不一致 | 初対面・日常生活全般 | 性格の違い、警戒心 | |
| 先住犬のストレス | 新入り到着直後 | 嫉妬、不安感 | |
| 縄張り争い | 寝床・遊び場 | 本能的な防衛意識 | |
| 食事・おもちゃの争奪 | 食事時・遊び時間 | 独占欲、執着心 |
多頭飼いを始める前に確認したいこと
トラブルを防ぐは、事前の準備が何より大切です。勢いだけで2匹目を迎えてしまうと、後悔することになりかねません。
1. 飼育にかかる費用の見積もり
多頭飼いでは、単純に費用が2倍になると考えておいたほうが良いでしょう。フード代、ペットシーツ、おもちゃなどの日用品だけでなく、医療費も大きな負担になります。
ワクチン接種、フィラリア予防、健康診断などの定期的な医療費に加えて、病気やケガの治療費も想定しておく必要があります。特にコーギーは椎間板ヘルニアになりやすい犬種なので、医療費がかさむこともあります。
トリミングやペットホテルの利用も、頭数分の料金がかかります。余裕を持った資金計画を立てておくことが、長く幸せに暮らすための基本です。
ペット保険の見直しも検討しておくと安心でしょう。
2. 十分なスペースがあるか
犬が快適に過ごせるスペースを確保できるかも重要なポイントです。それぞれが安心して休める場所がないと、ストレスが溜まってしまいます。
理想的には、個別のケージやベッドを用意してあげたいところです。食事をする場所も別々に設けると、トラブルを避けやすくなります。
部屋が狭いと、犬同士の距離が近すぎて常に緊張状態になる可能性もあります。逃げ場がないと、小さなストレスが積み重なっていきます。
広さだけでなく、動線や配置も考えて環境を整えることが大切です。
3. 散歩やお世話にかけられる時間
多頭飼いでは、お世話にかかる時間が大幅に増えます。散歩も、2匹一緒に行くのか別々に行くのかによって所要時間が変わってきます。
一緒に散歩させる場合、片方が止まったり別方向に行こうとしたりして、思うように進まないことも多いです。別々に散歩させるなら、単純に2倍の時間が必要になります。
食事の準備、ブラッシング、爪切り、歯磨きなども、それぞれにしてあげなければなりません。個別にスキンシップの時間を作ることも忘れてはいけません。
仕事や家事で忙しい中、十分な時間を確保できるか冷静に考えてみましょう。
4. 先住犬の年齢や体調
先住犬が高齢だったり、持病を抱えていたりする場合は、慎重に判断する必要があります。新しい犬を迎えることが、先住犬にとって大きな負担になることもあるからです。
体力が落ちている高齢犬にとって、元気いっぱいの子犬は刺激が強すぎるかもしれません。静かに過ごしたいのに、常に追いかけ回されてはストレスになってしまいます。
また、病気の治療中や体調が不安定な時期は、多頭飼いを始めるタイミングとしては適していません。まずは先住犬の健康を第一に考えてあげるべきでしょう。
先住犬が若くて元気なら、新しい仲間を迎えやすいといえます。
2匹目を迎えるタイミングと選び方
どんな犬を、いつ迎えるかも多頭飼いの成功を左右します。相性の良い組み合わせを選ぶことで、トラブルを減らせるはずです。
1. 先住犬が落ち着いている時期を選ぶ
2匹目を迎えるベストなタイミングは、先住犬が基本的なしつけを習得し、落ち着いて生活できるようになってからです。生後1歳を過ぎたあたりが目安といえるでしょう。
子犬のうちに新しい犬を迎えると、両方ともしつけが中途半端になってしまうリスクがあります。飼い主の手が回らず、どちらの犬も落ち着かない状態が続くかもしれません。
先住犬がしっかり社会化されていれば、新入りにも良い影響を与えてくれます。お手本となって、トイレや基本的なマナーを教えてくれることもあります。
まずは1匹目との信頼関係をしっかり築いてから、次のステップに進むのが賢明です。
2. 性別の組み合わせの考え方
性別の組み合わせも、相性に影響します。一般的には、オスとメスの組み合わせが最も相性が良いとされています。
オス同士の場合、どちらが上位かを決めるために激しくケンカすることもあります。特に去勢していないオス同士は、縄張り争いが激しくなりやすいです。
メス同士も、相性が悪いとトラブルになることがあります。ただし、オス同士よりは穏やかに過ごせるケースが多いようです。
避妊・去勢手術をしておくと、ホルモンバランスによる攻撃性が抑えられて、多頭飼いがしやすくなります。
3. 年齢差があるほうが良い理由
年齢差があると、自然と上下関係が決まりやすくなります。先住犬が年上で経験豊富なら、新入りの子犬も素直に従いやすいです。
同い年くらいだと、どちらが優位かで揉めることがあります。力や体力が同じくらいなので、競争心が芽生えやすいのです。
ただし、年齢差がありすぎるのも考えものです。高齢犬と子犬では体力や遊び方が合わず、お互いにストレスを感じる可能性があります。
2〜3歳くらいの年齢差が、バランスが取れて良いといえるでしょう。
初対面で失敗しないための顔合わせ方法
最初の出会いは、その後の関係を決める大切な瞬間です。慎重に、段階を踏んで進めていきましょう。
1. ケージ越しに会わせる
いきなり対面させるのではなく、まずはケージ越しに相手の存在を認識させます。お互いの姿や匂いを確認しながら、少しずつ慣れていきます。
ケージ越しなら、万が一攻撃的になっても直接接触することはありません。安全を確保しながら、様子を見守れます。
最初は数分程度から始めて、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。興奮しすぎていたら、いったん離してクールダウンさせます。
落ち着いて相手を見ていられるようになったら、次のステップに進む合図です。
2. リードをつけたまま短時間から始める
ケージ越しで慣れてきたら、次はリードをつけた状態で対面させます。何かあったときにすぐコントロールできるよう、準備しておくことが大切です。
最初は5分程度の短い時間にして、様子を見ながら少しずつ延ばしていきます。興奮しすぎたり、唸り声を上げたりしたら、すぐに引き離します。
リードを引っ張りすぎると、犬が緊張してしまうので注意が必要です。自然な状態で接触できるよう、リードはゆるめに持ちましょう。
尻尾を振って近づいていくなど、ポジティブな反応が見られたら順調です。
3. お互いの匂いに慣れさせる
犬にとって、匂いは重要な情報源です。事前に相手の匂いがついたタオルやおもちゃを嗅がせておくと、実際に会ったときの警戒心が和らぎます。
匂いに慣れておくことで、「知らない犬」から「知っている匂いの犬」に変わります。初対面のストレスを軽減できるのです。
匂いを嗅いだときの反応も、相性を判断する材料になります。興味津々で嗅いでいるなら良い兆候ですが、嫌そうに顔を背けるなら慎重に進める必要があります。
匂いの交換は、対面前の準備として有効な方法です。
4. 焦らず距離を縮めていく
何より大切なのは、焦らないことです。すぐに仲良くなることを期待せず、時間をかけて関係を築いていきましょう。
最初の数週間は、常に様子を見守る必要があります。留守中は別々の部屋やケージに入れておくなど、安全対策も忘れてはいけません。
少しずつ一緒に過ごす時間を増やしていくことで、自然と距離が縮まっていきます。無理に接触させようとすると、逆効果になることもあります。
犬たちのペースに合わせて、ゆっくり進めていくことが成功の秘訣です。
先住犬を優先する接し方のコツ
先住犬を大切にすることが、多頭飼いの基本です。「自分が一番」という安心感を持たせてあげましょう。
1. ごはんは先住犬から与える
食事は必ず先住犬から先に与えます。これは上下関係を明確にするための大切なルールです。
先住犬が食べ終わるまで、新入りには待たせておくくらいが良いでしょう。「先住犬が優先される」という認識を、両方の犬に持たせることが重要です。
食事の場所も、先住犬のほうが良い場所にしてあげると効果的です。窓際や飼い主の近くなど、先住犬が落ち着ける場所を選びましょう。
ごはんの順番を守ることで、自然と序列が決まっていきます。
2. 散歩の準備も先住犬が先
散歩に行くときも、先住犬から準備を始めます。リードをつける順番、玄関を出る順番、すべて先住犬が先です。
些細なことのように思えますが、犬は順番にとても敏感です。新入りが先になると、先住犬は不安を感じてしまいます。
散歩中も、先住犬のペースに合わせて歩くことを優先しましょう。新入りが引っ張っても、先住犬の歩調を崩さないようにします。
一貫した態度を取り続けることで、先住犬は安心して新入りを受け入れられます。
3. 声かけや抱っこも順番を守る
名前を呼ぶとき、撫でるとき、抱っこするとき、すべて先住犬からというルールを徹底します。新入りが可愛くても、ぐっと我慢です。
先住犬を無視して新入りばかり構っていると、嫉妬心が芽生えてストレスになります。「自分は後回しにされている」と感じると、新入りに対して攻撃的になることもあります。
両方とも可愛がりたい気持ちはわかりますが、順番を守ることが結果的に両方の幸せにつながります。先住犬が落ち着いてから、新入りとも十分に触れ合えば良いのです。
飼い主の態度が、犬たちの関係性を作っていくのです。
ケンカが起きたときの対処法
どんなに注意していても、ケンカが起きることはあります。そのときの対応次第で、その後の関係が変わってきます。
1. すぐに引き離して落ち着かせる
ケンカが始まったら、すぐに引き離すことが第一です。ただし、無理に手を出すと飼い主が噛まれる危険性もあります。
大きな音を立てたり、水をかけたりして気をそらす方法が有効です。注意を別のものに向けることで、ケンカを中断させます。
引き離したら、両方とも興奮が収まるまで時間を置きます。すぐに再会させると、また同じことになりかねません。
落ち着いてから、優しく声をかけてあげましょう。
2. 無理に仲裁しようとしない
ケンカの最中に手を出して仲裁しようとするのは危険です。興奮状態の犬は、飼い主の手も噛んでしまうことがあります。
また、ケンカを止めるために叱ったり怒鳴ったりするのも逆効果です。余計に興奮させてしまい、エスカレートする可能性があります。
まずは冷静に状況を見極めることが大切です。じゃれ合いなのか本気のケンカなのか、判断してから行動しましょう。
本気のケンカは、唸り声が低く体が硬直しています。
3. 別々の部屋やケージに隔離する
ケンカが収まらない場合は、別々の部屋やケージに隔離します。物理的に距離を取ることで、お互いの興奮を冷ませます。
隔離している間は、それぞれに個別に接してあげましょう。安心感を与えることで、気持ちが落ち着いていきます。
再び会わせるときは、最初の顔合わせと同じように慎重に進めます。リードをつけた状態で短時間から始めると良いでしょう。
何度もケンカを繰り返す場合は、専門家に相談することも検討してください。
4. 叱らずに冷静に対応する
ケンカをしたからといって、どちらかを叱るのは避けましょう。叱られた犬は、相手への敵対心を強めてしまうかもしれません。
ケンカの原因を探って、環境を改善することのほうが重要です。食事の場所、寝床の配置、おもちゃの管理など、見直せる点はないか考えてみましょう。
飼い主が感情的になると、犬たちもさらに不安定になります。冷静に、淡々と対応することが大切です。
時間をかけて、少しずつ関係を修復していく姿勢が必要でしょう。
ストレスを減らす環境の整え方
快適な環境を作ることが、トラブル防止の基本です。それぞれの犬が安心して過ごせる空間を用意してあげましょう。
1. それぞれのケージやベッドを用意する
多頭飼いでも、個別のケージやベッドは必須です。自分だけの安全な場所があることで、犬は安心感を得られます。
共用にしてしまうと、縄張り争いの原因になったり、休息が十分に取れなくなったりします。それぞれの居場所をはっきり分けることが重要です。
ケージの配置も工夫が必要です。近すぎるとストレスになるので、適度な距離を保ちましょう。
落ち着いて休める場所があれば、犬たちの精神状態も安定します。
2. ごはんは別々の場所で食べさせる
食事は必ず別々の場所で与えましょう。同じ場所だと、取り合いになったり、早食いになったりします。
距離を離すだけでなく、部屋を分けるのも効果的です。相手の存在を気にせず、落ち着いて食べられます。
食べるスピードが違う場合は、早く食べ終わった犬が相手の分まで食べてしまわないよう注意が必要です。見守りながら与えるようにしましょう。
食事の時間をずらすという方法もあります。
3. 1頭ずつの散歩やスキンシップ時間をつくる
個別に向き合う時間を作ることも大切です。多頭飼いでも、1頭ずつ散歩に連れて行ったり、スキンシップを取ったりする時間を確保しましょう。
犬は飼い主と1対1で過ごす時間を大切にしています。他の犬がいない状態で、十分に甘えさせてあげることで満足感が得られます。
偏りがないように、平等に時間を割くことも忘れてはいけません。どちらか一方だけが特別扱いされていると感じると、嫉妬心が芽生えます。
個別の時間を持つことで、それぞれの体調や変化にも気づきやすくなります。
4. 休める場所を確保してあげる
犬同士で遊ぶのは楽しいことですが、ずっと一緒だと疲れてしまいます。1匹になれる静かな場所を用意してあげましょう。
相手から離れたいと思ったときに、逃げ込める場所があることが重要です。無理に一緒にいさせると、ストレスが溜まっていきます。
クレートやケージの中など、他の犬が入ってこられない場所が理想的です。そこに入ったら邪魔しないというルールを守りましょう。
休息がしっかり取れる環境があれば、犬たちも穏やかに過ごせます。
多頭飼いを成功させるしつけのポイント
しつけは、多頭飼いの成功を左右する重要な要素です。基本をしっかり押さえておきましょう。
1. 基本のしつけは1頭ずつ行う
しつけは必ず1頭ずつ個別に行います。一緒にしつけようとすると、お互いが気になって集中できません。
特におやつを使うトレーニングでは、もう1頭が反応してしまうので別室で行うのが基本です。集中できる環境を作ることが、しつけの効率を上げます。
1頭がしっかり習得してから、次の犬に取り組むという流れが理想的です。先住犬がお手本になって、新入りも学びやすくなります。
個別のしつけ時間は、犬との絆を深める機会にもなります。
2. 同じルールを全員に徹底する
すべての犬に同じルールを適用することも重要です。片方だけ特別扱いすると、もう片方が混乱してしまいます。
例えば、ソファに乗って良い犬と乗ってはいけない犬がいると、一貫性がなくなります。全員に同じルールを守らせることで、秩序が保たれます。
ルールを決めたら、家族全員で統一した対応を取ることも大切です。人によって対応が違うと、犬が混乱します。
明確で一貫したルールが、安定した多頭飼い生活を作ります。
3. 飼い主がリーダーシップをとる
多頭飼いでは、飼い主が群れのリーダーであることを示す必要があります。犬たちが勝手に序列を決めて争うことのないよう、飼い主が主導権を持ちましょう。
指示に従うこと、待つこと、飼い主の許可を得ることなど、基本的な服従訓練をしっかり行います。これができていると、トラブルが起きたときもコントロールしやすくなります。
リーダーシップを発揮するといっても、厳しくする必要はありません。一貫した態度と明確なルールがあれば、犬は自然と従います。
飼い主が中心にいることで、犬たちも安心して過ごせるのです。
日常生活で気をつけたい注意点
日々の生活の中で、細かい配慮を続けることが大切です。些細なことの積み重ねが、幸せな多頭飼いを作ります。
1. 運動量をしっかり確保する
コーギーは運動量が多い犬種なので、毎日しっかり運動させることが必要です。運動不足はストレスの原因になり、問題行動につながります。
2匹いるからといって、散歩をサボってはいけません。犬同士で遊んでいても、外での散歩は別に必要です。
それぞれの体力や年齢に合わせて、適切な運動量を確保しましょう。若い犬と高齢犬では、必要な運動量が違います。
十分に体を動かせていれば、犬たちも落ち着いて過ごせます。
2. 遊びの時間もバランスよく
一緒に遊ぶ時間と、個別に遊ぶ時間をバランスよく取りましょう。犬同士で遊ばせるだけでなく、飼い主も一緒に遊んであげることが大切です。
おもちゃの取り合いにならないよう、同じものを複数用意しておくと良いでしょう。ただし、お気に入りのおもちゃは個別に管理したほうが安心です。
遊びの中でも、ルールを守らせることを忘れてはいけません。興奮しすぎたら落ち着かせる、順番を守らせるなど、しつけの要素を取り入れましょう。
楽しい時間を共有することで、犬たちの絆も深まります。
3. 健康管理は個別にチェックする
健康管理は、必ず個別に行います。食欲、排泄、被毛の状態など、それぞれの健康状態をしっかり観察しましょう。
多頭飼いだと、どの犬がどれだけ食べたか、どの犬が体調を崩しているか、わかりにくくなることがあります。意識的にチェックする習慣をつけることが重要です。
定期的な健康診断も、それぞれのスケジュールで受けさせます。同じ日にまとめるのも良いですが、個別の記録をしっかり残しておきましょう。
早期発見・早期治療が、犬たちの健康を守ります。
4. 食事量や体調の変化を見逃さない
食事の量や食べ方に変化がないか、毎日チェックしましょう。食欲が落ちていたり、逆に食べ過ぎていたりすると、健康上の問題がある可能性があります。
別々に食事を与えることで、それぞれの食事量を把握しやすくなります。食べ残しがあったら、その理由を考えてみることも大切です。
体重の変化にも注意を払いましょう。定期的に体重を測って、増減をチェックします。
| チェック項目 | 確認方法 | 異常のサイン | |
|---|---|---|---|
| 食欲 | 毎食の食べ残し確認 | いつもより残す、食べない | |
| 排泄 | 回数・形状・色 | 下痢、便秘、血便 | |
| 被毛 | ブラッシング時の観察 | 毛艶の低下、脱毛 | |
| 体重 | 週1回の測定 | 急な増減 | |
| 行動 | 日常の様子 | 元気がない、隠れる |
多頭飼いに向かないケースもある
残念ながら、すべての犬や状況が多頭飼いに適ているわけではありません。無理をすると、みんなが不幸になってしまいます。
1. 先住犬が他の犬を受け入れにくい性格
先住犬が攻撃的だったり、極端に臆病だったりする場合、多頭飼いは難しいかもしれません。他の犬を受け入れられない性格の犬もいるのです。
無理に新しい犬を迎えると、先住犬が強いストレスを感じて体調を崩すこともあります。先住犬の幸せを第一に考えるべきでしょう。
ドッグランや散歩で他の犬と接したときの反応を見て、判断材料にすることもできます。常に威嚇したり逃げたりするなら、多頭飼いは向いていないかもしれません。
犬の性格を尊重することも、飼い主の責任です。
2. 飼い主の時間や費用に余裕がない
時間的にも経済的にも、十分な余裕がなければ多頭飼いは成功しません。無理をして迎えても、結局は犬たちが苦しむことになります。
仕事が忙しくて散歩やお世話に時間が取れない、医療費の負担が心配という状況なら、もう少し待つべきでしょう。
現実的に考えて、本当に2匹目を迎えられるか冷静に判断してください。可愛いからという理由だけでは、長く幸せに暮らすことはできません。
余裕があるときに、じっくり検討するのが賢明です。
3. 住環境が狭すぎる場合
部屋が狭くて、それぞれの居場所を確保できない場合も、多頭飼いは難しいです。犬たちがストレスなく過ごせる空間がないと、トラブルが絶えなくなります。
ケージやベッドを置くスペース、食事をする場所、遊べる空間など、必要なスペースを計算してみましょう。余裕がないなら、引っ越しを考えるか、1匹だけで暮らすかの選択になります。
住環境は犬の幸せに直結する要素です。無理に狭い空間に押し込めることのないよう、配慮が必要です。
快適に暮らせる環境を整えることが、多頭飼いの前提条件といえるでしょう。
おわりに
コーギーの多頭飼いは、楽しさもあればそれなりの苦労もあります。事前の準備と日々の心がけ次第で、幸せな暮らしは実現できるはずです。
大切なのは、それぞれの犬を大切にして、無理のない範囲で楽しむことではないでしょうか。トラブルが起きたときも、焦らず冷静に対応していけば、きっと乗り越えられます。
もし多頭飼いを始めるなら、犬たちの性格や相性をよく見極めて、ゆっくり進めていってください。そして何より、先住犬の気持ちを第一に考えてあげることを忘れないでくださいね。
