犬の飼い方

犬をお風呂に入れる頻度はどれくらい?正しい洗い方とドライのコツを紹介

GOOD DOG編集部

「愛犬をどれくらいの頻度でお風呂に入れたらいいんだろう?」そんな疑問を持つ飼い主さんは多いはずです。

洗いすぎても洗わなさすぎても犬の肌にはよくありません。犬の皮膚は人間の約3分の1の厚さしかないため、デリケートなんです。適切な頻度を知って、愛犬の健康を守りながら清潔に保ってあげましょう。

犬のお風呂の頻度は月1〜2回が基本

犬をお風呂に入れる基本的な頻度は月に1〜2回です。これはシャンプーを使って洗う場合の目安になります。

1. 室内犬は月1回、室外犬は月2回が目安

室内で過ごす犬なら月1回、外で過ごすことが多い犬なら月2回が基本です。室内犬は汚れにくい環境にいるため、頻度は少なめでも大丈夫なんです。

逆に外で遊ぶ時間が長い犬は、土や草などの汚れが毛につきやすくなります。だからこそ少し頻度を上げてあげるといいでしょう。飼育環境を見極めて調整するのがポイントです。

とはいえ、あくまで目安なので愛犬の様子や汚れ具合を見ながら判断してください。清潔を保ちたい気持ちはわかりますが、やりすぎは禁物です。

2. シャンプーを使わないお湯洗いなら毎日でもOK

シャンプーを使わずにお湯だけで洗うなら、毎日入れても問題ありません。お湯で流すだけなら皮膚への負担が少ないからです。

散歩から帰ったときに足や体をさっとお湯で流してあげるのは、とても良い習慣です。シャンプーを使わない分、皮膚の油分が奪われる心配もないんですよね。

ただし、濡れたまま放置すると皮膚トラブルの原因になるので、タオルでしっかり拭いてあげてください。お湯洗いは気軽にできるケア方法として覚えておくと便利です。

3. 洗いすぎると皮膚の乾燥やかゆみの原因になる

頻繁にシャンプーをすると、皮膚を守るための皮脂が過剰に落ちてしまいます。その結果、乾燥やかゆみを引き起こすことがあるんです。

犬の皮膚は薄くてデリケートなので、必要以上に洗うのは避けた方がいいでしょう。皮膚が乾燥すると、フケが出たり赤みが出たりすることもあります。

「清潔にしたい」という思いが強すぎて、かえって愛犬を苦しめてしまうのは悲しいことです。適切な頻度を守ることが、愛犬の健康につながります。

年齢によって変わるお風呂の頻度

犬の年齢によって体力や皮膚の状態が変わるため、お風呂の頻度も調整が必要です。

1. 子犬はワクチン接種後の生後3ヶ月から

子犬がお風呂デビューできるのは、ワクチン接種が終わった生後2〜3ヶ月頃からです。それまでは免疫力が低いため、無理に入れないようにしましょう。

ワクチン前にどうしても汚れが気になる場合は、濡れタオルで優しく拭いてあげるだけで十分です。お風呂に入れるときは、まず水に慣れさせることを優先してください。

子犬の頃からお風呂に慣れさせておくと、成犬になってからも嫌がらずに入ってくれるようになります。焦らず、少しずつ慣らしてあげることが大切です。

2. 成犬は月1〜2回を基本に体調を見ながら調整

生後6ヶ月から6〜7歳頃までの成犬期は、月1〜2回が目安です。この時期は体力があるので、比較的負担なくお風呂に入れます。

ただし、犬種や飼育環境によって汚れやすさが違うため、愛犬の様子を見ながら頻度を調整しましょう。毛の量も増えてくる時期なので、洗い残しや乾かし残しには注意が必要です。

成犬は一番お風呂に慣れやすい時期でもあります。無理のない範囲で、清潔を保ってあげてください。

3. 老犬は体力を考えて2ヶ月に1回ほどに

7歳以上の老犬になると、体力が衰えてきます。お風呂は体に負担がかかるため、頻度は2ヶ月に1回ほどに減らしましょう。

体調が優れない日や、寒い時期は無理に入れる必要はありません。濡れタオルで拭いてあげるだけでも十分なケアになります。

老犬期のお風呂は、できるだけ短時間で済ませることを心がけてください。愛犬の体調を第一に考えた判断が求められます。

犬種によるお風呂の頻度の違い

犬種によって毛の長さや皮膚の特徴が異なるため、お風呂の頻度も変わってきます。

1. 長毛種は汚れがたまりやすく頻度は多め

トイプードルやマルチーズなどの長毛種は、毛が長い分、汚れや皮脂がたまりやすいです。そのため、3週間に1回ほどの頻度でお風呂に入れるのがおすすめです。

毛が絡まりやすいので、シャンプー前のブラッシングは必須です。絡まったまま洗うと、さらに毛玉ができてしまいます。

長毛種は見た目の美しさを保つためにも、こまめなケアが欠かせません。手間はかかりますが、清潔な状態を維持してあげましょう。

2. 短毛種は皮膚を守るため頻度は少なめ

チワワや柴犬などの短毛種は、長毛種に比べて汚れがつきにくいです。そのため、月1回ほどの頻度で十分でしょう。

短毛種は毛が短い分、皮膚が外部の刺激を受けやすいともいえます。頻繁に洗いすぎると、皮膚のバリア機能が低下してしまうんです。

少なめの頻度でも清潔を保てるのが短毛種の良いところです。無理に頻度を上げる必要はありません。

3. 短頭種は皮脂が多いため頻度は多めに

パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は、皮脂の分泌量が多い傾向があります。そのため、2〜3週間に1回ほどお風呂に入れるといいでしょう。

顔のしわの部分に汚れがたまりやすいので、特に丁寧に洗ってあげてください。しわの間は乾きにくいため、しっかり乾かすことも大切です。

短頭種は皮膚トラブルを起こしやすい犬種でもあります。こまめなケアで、健康な皮膚を保ちましょう。

シャンプー前の準備でスムーズに

お風呂をスムーズに進めるには、事前の準備が欠かせません。

1. ブラッシングでほこりや抜け毛を取り除く

シャンプー前には必ずブラッシングをしましょう。ほこりや抜け毛を取り除いておくことで、汚れが落ちやすくなります。

特に毛玉ができている場合は、先にほぐしておかないと濡れたときにさらに固まってしまいます。ブラッシングをするだけで、シャンプーの効率が格段に上がるんです。

お風呂の前に体をチェックする習慣をつけておくと、皮膚の異常にも早く気づけます。一石二鳥のケアです。

2. お湯の温度は35〜37℃のぬるま湯がベスト

犬の体温は人間より少し高めの38〜39℃です。そのため、お湯の温度は35〜37℃のぬるま湯が適温とされています。

人間が「少しぬるいかな」と感じるくらいが、犬にとってちょうどいい温度です。熱すぎると皮膚にダメージを与えてしまいますし、冷たすぎると体を冷やしてしまいます。

温度計で測るのが確実ですが、手首の内側で確かめるのも一つの方法です。愛犬が快適に過ごせる温度を見つけてあげてください。

3. シャンプーは事前に泡立てておく

シャンプーは原液のまま犬の体につけるのではなく、事前に泡立てておきましょう。泡立てておくと、皮膚や毛に優しく馴染みます。

洗面器などでお湯と混ぜて泡を作っておくと、洗いやすくなります。原液を直接つけると、すすぎ残しの原因にもなるんです。

泡の状態で使うことで、洗浄成分が均一に行き渡ります。ちょっとした工夫ですが、仕上がりに差が出ますよ。

犬の正しい洗い方の手順

洗う順番を守ることで、犬への負担を減らせます。

1. 足から胴、顔の順番で体を濡らす

まずは足元からゆっくりお湯をかけて、体を濡らしていきます。いきなり頭からかけると、犬が驚いて嫌がることがあります。

足→胴体→背中→お尻という順番で、徐々に上へ進んでいきましょう。顔は最後に濡らすのが基本です。

シャワーヘッドは体に密着させて使うと、水の音が小さくなって犬も怖がりにくくなります。優しく声をかけながら進めるといいですね。

2. お尻から頭に向かってシャンプーを乗せる

シャンプーは、体の後ろ側から前に向かって乗せていきます。お尻→背中→胴体→足→首→頭という順番です。

指の腹を使って、皮膚をマッサージするように優しく洗いましょう。爪を立てると皮膚を傷つけてしまうので注意が必要です。

顔周りは目や耳に水が入らないよう、特に慎重に洗ってください。デリケートな部分なので、丁寧さが大切です。

3. 頭から体の順にシャンプーをすすぐ

すすぎは洗う順番とは逆に、頭から体へと進めます。頭から流すことで、シャンプーが顔に残りにくくなります。

すすぎ残しは皮膚トラブルの原因になるため、しっかり時間をかけて流しましょう。特にお腹や内股、脇の下は洗い残しやすい部分です。

泡が完全に消えても、念のためもう一度全身を流すくらいの気持ちでいいと思います。すすぎはシャンプーの倍の時間をかけるつもりで行ってください。

お風呂を嫌がる犬への対策

お風呂を嫌がる犬は少なくありません。その理由を知って、対策をしてあげましょう。

1. 滑り止めマットで足元を安定させる

浴室の床が滑りやすいと、犬は不安を感じます。滑り止めマットを敷いてあげると、足元が安定して落ち着けます。

犬は滑る感覚がとても苦手なんです。安定した場所に立てるだけで、ストレスが大きく軽減されます。

100円ショップなどで手に入るもので十分なので、ぜひ用意してあげてください。小さな工夫が大きな安心につながります。

2. ごほうびを使ってポジティブな体験にする

お風呂の後におやつをあげると、「お風呂=いいことがある」と覚えてくれます。ポジティブな印象を持ってもらうことが大切です。

途中で大人しくできたときにも、少しずつごほうびをあげるのも効果的です。褒め言葉と一緒にあげると、さらに効果が上がります。

無理やり入れるのではなく、楽しい時間だと思ってもらえるような工夫をしましょう。愛犬との信頼関係を深めるチャンスでもあります。

3. シャワーの音が苦手なら手桶でお湯をかける

シャワーの音を怖がる犬は多いです。そんなときは、手桶や洗面器を使ってお湯をかけてあげましょう。

静かにお湯をかけることで、犬の恐怖心を和らげられます。シャワーヘッドを体に密着させて使う方法もありますよ。

音に慣れるまでは、無理にシャワーを使わなくても大丈夫です。愛犬のペースに合わせてあげることが何より大切です。

タオルドライをしっかり行う

ドライヤーの前に、タオルで水分をしっかり拭き取ることが重要です。

1. ドライヤー前に念入りに水分をふき取る

タオルドライをしっかりしておくと、ドライヤーの時間を大幅に短縮できます。犬にとってドライヤーは負担なので、少しでも時間を減らしてあげたいですよね。

吸水性の高いタオルを使うと、より効率的に水分を取れます。マイクロファイバータオルなどもおすすめです。

タオルで拭くだけでも、かなりの水分を取り除けます。手を抜かずに丁寧に行いましょう。

2. タオルドライで時間短縮とストレス軽減

ドライヤーの音や風を嫌がる犬は多いです。タオルドライをしっかりすることで、ドライヤー時間が短くなり、ストレスも軽減されます。

時間短縮は飼い主にとっても楽になります。お互いにメリットがあるんです。

急いで乾かそうとするより、最初に丁寧にタオルで拭いた方が結果的に早く終わります。焦らず取り組んでください。

3. 全身をタオルで包み込むように拭く

ゴシゴシこすると毛が傷んだり絡まったりするので、タオルで包み込むように押さえて水分を吸わせましょう。優しく押さえるだけで十分です。

特に長毛種は、こすると毛玉ができやすくなります。ポンポンと押さえる感覚で拭いてあげてください。

全身をタオルでくるんで、少し時間を置くのも効果的です。自然に水分を吸い取ってくれますよ。

ドライヤーの正しいかけ方

ドライヤーの使い方次第で、仕上がりや犬への負担が変わります。

1. 犬の体から20〜30cm離して使う

ドライヤーを近づけすぎると、熱で皮膚を傷めてしまいます。20〜30cmほど離して使うのが安全です。

同じ場所に長時間当て続けるのも避けましょう。熱が集中してやけどの原因になります。

常に動かしながら風を当てることで、均一に乾かせます。愛犬の様子を見ながら調整してください。

2. 体の後ろ側から順番に乾かす

ドライヤーも、お尻や背中など体の後ろ側から始めるのが基本です。顔周りは最後に乾かしましょう。

毛の根元から風を当てると、乾きが早くなります。表面だけでなく、皮膚までしっかり乾かすことが大切です。

顔は風を嫌がりやすい部分なので、弱風にしたり手で覆ったりして工夫してあげてください。無理に強い風を当てる必要はありません。

3. ブラッシングしながら風を当てると早く乾く

ドライヤーを当てながらブラシでとかすと、毛が広がって乾きやすくなります。仕上がりもふんわりします。

スリッカーブラシやピンブラシを使うと、効率的に乾かせます。毛の流れに沿ってブラシを動かしましょう。

ブラッシングとドライを同時に行うことで、時間短縮にもなります。慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、試してみる価値はありますよ。

乾かし残しやすい部分に注意

見落としがちな部分こそ、丁寧に乾かす必要があります。

1. 指の間は湿気がこもりやすいのでしっかり乾かす

指と指の間は毛が密集していて、乾きにくい部分です。湿ったまま放置すると、雑菌が繁殖して臭いの原因になります。

一本一本の指を広げながら、ドライヤーを当ててあげましょう。少し手間がかかりますが、大切なケアです。

指の間が乾いていないと、皮膚炎を起こすこともあります。見落とさないように気をつけてください。

2. 脇の下や内股も忘れずにドライヤーをかける

脇の下や内股も、乾かし忘れやすい場所です。体を動かしてもらいながら、しっかり風を当てましょう。

これらの部分は皮膚がこすれやすく、湿ったままだとかぶれることがあります。トラブルを防ぐためにも、念入りに乾かしてあげてください。

嫌がる犬もいますが、優しく声をかけながら丁寧に進めましょう。愛犬の健康を守るために欠かせないステップです。

3. 耳の長い犬種は顔周りから丁寧に乾かす

ダックスフンドやコッカースパニエルなど、耳が長い犬種は耳の内側が乾きにくいです。耳を持ち上げて、裏側までしっかり乾かしましょう。

耳の中に水が入っていないかも確認してください。湿ったままだと外耳炎になる可能性があります。

顔周りは特にデリケートなので、弱風で優しく乾かしてあげるといいですね。愛犬が嫌がらないように配慮しながら進めましょう。

ドライヤーを使うときの温度設定

ドライヤーの温度は、犬の皮膚を守るために重要なポイントです。

1. 犬用は60〜80℃、人間用は100〜120℃

犬用ドライヤーは、温度が60〜80℃に設定されています。一方、人間用のドライヤーは100〜120℃と高温です。

人間用をそのまま使うと、犬の皮膚には熱すぎる可能性があります。温度差をしっかり理解しておきましょう。

犬用ドライヤーは音も静かに設計されているため、犬が怖がりにくいです。余裕があれば、犬用を用意するのもおすすめです。

2. 人間用を使う場合は温風や冷風モードで

人間用ドライヤーを使う場合は、温風モードや冷風モードに切り替えましょう。熱風は避けた方が安全です。

時間はかかりますが、犬の皮膚を守るためには必要な配慮です。急いで乾かそうとして高温にするのは避けてください。

冷風だけで乾かすと冬場は体が冷えてしまうので、温風と冷風を交互に使うのもいいですね。季節や室温に合わせて調整しましょう。

3. 熱すぎると皮膚を傷めるので様子を見ながら調整

ドライヤーを当てている間は、常に愛犬の様子をチェックしてください。嫌がったり暴れたりするときは、熱すぎる可能性があります。

時々手で皮膚の温度を確認するのも良い方法です。熱く感じたら、すぐに距離を離しましょう。

無理に続けると、愛犬がドライヤーを嫌いになってしまいます。焦らず、愛犬のペースに合わせてあげることが大切です。

お風呂の頻度を減らす日常ケア

毎回お風呂に入れなくても、日常的なケアで清潔を保てます。

1. 散歩後は足や体をこまめに拭く

散歩から帰ったら、足や体を濡れタオルで拭く習慣をつけましょう。汚れをその場で落とすことで、お風呂の頻度を抑えられます。

足拭き用のタオルを玄関に用意しておくと便利です。毎日の習慣にしてしまえば、手間には感じません。

特に雨の日や泥んこになった日は、しっかり拭いてあげてください。こまめなケアが、愛犬の清潔を保つコツです。

2. ブラッシングで汚れを落とす習慣をつける

ブラッシングをすると、毛についたほこりや汚れを取り除けます。毎日数分でもいいので、習慣にしてみてください。

ブラッシングは血行促進にもなりますし、毛艶も良くなります。愛犬とのコミュニケーションの時間としても大切です。

こまめにブラッシングしていれば、お風呂の間隔を少し長くしても清潔を保てます。日常ケアの基本として取り入れましょう。

3. 部分的な汚れはタオルで拭き取るだけでもOK

全身が汚れていないなら、汚れた部分だけを拭くだけで十分です。お尻周りや口元など、気になる部分をケアしましょう。

部分的なケアなら、犬への負担も少なくて済みます。全身をお風呂に入れるより手軽です。

ペット用のウェットシートを使うと、さらに便利ですよ。状況に応じて、柔軟にケア方法を選んでください。

まとめ

犬のお風呂は月1〜2回が基本ですが、年齢や犬種、飼育環境によって調整が必要です。洗いすぎは皮膚トラブルの原因になるため、適切な頻度を守りましょう。

お風呂を嫌がる犬には、滑り止めマットやごほうびを使って、少しずつ慣れさせてあげることが大切です。ドライヤーは20〜30cm離して使い、乾かし残しのないように丁寧に仕上げてください。

日々のブラッシングや散歩後の足拭きといった日常ケアを習慣にすれば、お風呂の頻度を減らしながらも清潔を保てます。愛犬の様子をよく観察しながら、無理のないペースでケアを続けていきましょう。

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