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ニューファンドランドは優しく頼れる大型犬って本当?抜け毛よだれ水遊び体力管理のポイントを解説

GOOD DOG編集部

ニューファンドランドという犬種を見かけたことはありますか?大きな体とふわふわの毛並み、そして何より穏やかな表情が印象的な犬です。実際に飼っている人からは「優しすぎて番犬にならない」という声も聞こえてくるほど、温厚な性格で知られています。

ただし、その大きな体を支えるためには相応の準備が必要です。抜け毛の多さやよだれの問題、そして十分な運動量を確保できるかどうかは、飼う前にしっかり考えておきたいポイントです。ここでは、ニューファンドランドとの暮らしで知っておきたい基本的な情報を紹介していきます。

ニューファンドランドってどんな性格の犬?

ニューファンドランドの性格を一言で表すなら「穏やかで優しい巨人」という感じでしょうか。大きな体からは想像できないほど、温厚でフレンドリーな性格をしています。

1. 温厚で優しく誰にでもフレンドリー

ニューファンドランドは、知らない人にも心を開くような大らかさを持っています。来客があると尻尾を振って喜んでしまうため、番犬としての役割はまず期待できません。子どもや他のペットとも仲良くできる子が多いので、家族の一員として安心して迎えられるはずです。

この優しさは、海難救助犬として人を助けてきた歴史に根ざしているのかもしれません。人の役に立つことに喜びを感じる性質は、今も受け継がれています。もともと漁師のパートナーとして働いてきた犬種ですから、人との暮らしに自然と馴染む気質を持っているのでしょう。

表情を見ているだけで、その穏やかさが伝わってきます。慈悲深く、楽しそうで、威厳を持ちながらも優しい――そんな表情は、ニューファンドランドならではの魅力です。

2. 賢くて従順だから頼りになる

ニューファンドランドは学習能力が高く、飼い主の言うことをよく聞こうとする性格です。服従心が強いため、しつけは比較的スムーズに進むことが多いようです。

飼い主の気持ちを察する能力にも優れています。献身的に接してくれる一面があり、信頼関係が築けると本当に頼れるパートナーになってくれるでしょう。普段はおっとりしていますが、家族が危険な状況にあると判断したときには、必死に守ろうとする頼もしさも持ち合わせています。

賢さがあるからこそ、子犬の頃からきちんとしたしつけが大切になります。大型犬特有の力強さもあるため、興奮したときに人を怪我させてしまう可能性も考えておく必要があります。

3. 甘えん坊で家族が大好き

体は大きいですが、いつも家族のそばにいたい甘えん坊な一面があります。常に家族を見守ろうとする姿は、まるで大きな子どもがやってきたような感覚かもしれません。

ただし、この愛情深さがやや依存心の強さにつながることもあります。家族を大切にする分、離れることに不安を感じやすい傾向があるのです。ですから、子犬の頃から様々な環境に触れさせて、自立心を育ててあげることが大切です。

飼い主への忠誠心も高いので、一緒に過ごす時間を大切にしてあげると、きっと深い絆が生まれるはずです。愛情とともに自信を与えてあげることで、バランスの取れた性格に育っていくでしょう。

ニューファンドランドの抜け毛はどのくらい多い?

ニューファンドランドを飼う上で覚悟しておきたいのが、抜け毛の多さです。ふわふわの被毛は魅力的ですが、その分お手入れには時間と手間がかかります。

1. 1年中抜け毛が出る理由

ニューファンドランドはダブルコートという二層構造の被毛を持っています。表面の硬い上毛と、下に生えた柔らかい下毛の組み合わせで、寒さから体を守る仕組みになっているのです。

この下毛が定期的に生え変わるため、1年を通して抜け毛が発生します。特に寒い地域で生まれた犬種ですから、日本の気候では必要以上に毛が生えてしまい、それが抜け毛の多さにつながっているのかもしれません。

さらに、水をはじくための脂っぽい皮脂も多く分泌されます。この皮脂が被毛をコーティングすることで、水の中でも体温を保てるようになっているのですが、室内で暮らす場合は床がべたつく原因にもなります。

2. 換毛期は特に大量に抜ける

春と秋の換毛期には、驚くほど大量の毛が抜けます。下毛がごっそりと抜け替わる時期ですから、毎日ブラッシングしても追いつかないと感じることもあるでしょう。

家中に毛が舞い散るのはもちろん、服にもたくさん付いてしまいます。掃除機をかけても、すぐにまた毛が落ちているという状況が続くかもしれません。この時期は特に、こまめな掃除が欠かせなくなります。

換毛期の抜け毛は、健康な証拠でもあります。季節に合わせて被毛が生え変わることで、体温調節をしているのです。大変ではありますが、犬の体調管理のためにも、この時期のケアは丁寧に行いたいところです。

3. 毎日のブラッシングが欠かせない

ニューファンドランドの被毛を美しく保つには、毎日のブラッシングが必要です。できれば1日1回、少なくとも2〜3日に1回はブラシを通してあげたいところです。

ブラッシングを怠ると、毛玉ができやすくなります。特に耳の後ろや脇の下、お尻まわりは毛玉ができやすい部分です。毛玉ができてしまうと、皮膚が引っ張られて痛みを感じたり、通気性が悪くなって皮膚炎の原因になったりします。

お手入れ項目頻度ポイント
ブラッシング毎日〜2日に1回下毛までしっかり届くスリッカーブラシを使用
シャンプー月1〜2回皮脂が多いため洗いすぎに注意
トリミング2〜3ヶ月に1回プロに依頼するのが安心

よだれが多いと聞くけれど本当?

ニューファンドランドを飼う上で、もう一つ知っておきたいのがよだれの問題です。想像以上に多いよだれに、最初は戸惑うかもしれません。

1. よだれが出やすい犬種である理由

ニューファンドランドは口の構造上、よだれが出やすい犬種です。大きな頭に対してマズル(口の部分)が短めで、上唇が垂れ下がっているため、口の中によだれが溜まりやすい形になっています。

特に水を飲んだ後や、食事の前後、興奮したときなどは、よだれの量が増えます。垂れ下がった唇から、よだれが糸を引いて垂れてくることも珍しくありません。

この特徴は犬種の個性として受け入れるしかない部分です。よだれの量には個体差もありますが、ニューファンドランドを飼うなら、ある程度のよだれは覚悟しておく必要があるでしょう。

2. こまめに拭き取る習慣をつける

よだれが垂れてきたら、すぐに拭き取る習慣をつけましょう。そのままにしておくと、床や家具が汚れてしまいます。また、口まわりがよだれで濡れたままだと、皮膚がただれる原因にもなります。

タオルやウェットティッシュを常に手の届く場所に置いておくと便利です。特に散歩の後や食事の後は、よだれが出やすいタイミングなので、気をつけて見てあげるといいでしょう。

口まわりの毛が長いと、よだれで汚れやすくなります。定期的にトリミングで短くカットしてもらうと、お手入れが少し楽になるかもしれません。

3. よだれかけを使うのも一つの方法

犬用のよだれかけ(バンダナタイプ)を使っている飼い主さんもいます。特に外出時や来客時など、よだれが気になる場面では役立つアイテムです。

ただし、よだれかけをつけっぱなしにすると、蒸れて皮膚トラブルの原因になることもあります。家の中ではこまめに拭き取る方法を基本にして、必要に応じてよだれかけを活用するのがいいかもしれません。

よだれの多さは気になる点ではありますが、それを上回る魅力がニューファンドランドにはあります。飼い始めれば、よだれも含めて愛おしく感じられるようになるのではないでしょうか。

ニューファンドランドが水遊びを好む理由

ニューファンドランドといえば、水遊びが大好きな犬種として知られています。この特性を理解しておくと、より充実した暮らしができるはずです。

1. 足に水かきがついている

ニューファンドランドの足をよく見ると、指と指の間に水かきがついています。これは水中で効率よく泳ぐための体の構造です。後ろ足は特に筋肉が発達していて、力強く水を蹴ることができるようになっています。

ダブルコートの被毛と脂っぽい皮脂が、水をはじく役割も果たしています。水に濡れても体温が奪われにくい構造になっているのです。まさに水の中で活動するために生まれてきたような体つきだと言えるでしょう。

大きな体と強い筋肉、そして水かきのついた足――これらすべてが、優れた泳ぎを可能にしています。泳いでいる姿を見ると、本当に楽しそうで、水が好きなんだなということが伝わってきます。

2. 海難救助犬として活躍していた歴史

ニューファンドランドは、カナダのニューファンドランド島が原産地です。古くから漁師のパートナーとして働き、海難救助犬としても活躍してきました。

人を助けるために海に飛び込み、溺れている人を岸まで運ぶ――そんな仕事をしていた犬種ですから、泳ぐことは本能に刻まれているのかもしれません。人の役に立つことに喜びを感じる性格も、この歴史と深く関わっているのでしょう。

現代では海難救助犬として働くことは少なくなりましたが、水を見ると入りたがる本能は残っています。川や海、プールなどを見かけると、目をキラキラさせて近づいていく姿は微笑ましいものです。

3. 水遊びはストレス解消にもなる

ニューファンドランドにとって、水遊びは単なる遊びではなく、ストレス解消の手段でもあります。本能的に好きなことをさせてあげると、心も体も満たされるはずです。

夏場は特に、水遊びが暑さ対策にもなります。ニューファンドランドは暑さに弱い犬種ですから、涼しく過ごせる水辺での活動は理想的です。ただし、泳いだ後は必ず真水でよく洗い流し、しっかり乾かしてあげることが大切です。

近くに安全な水遊びスポットがあるなら、ぜひ連れて行ってあげてください。きっと喜んで飛び込んでいくでしょう。水遊びを通して、ニューファンドランドの本来の姿を見ることができるかもしれません。

体力管理で気をつけることは?

大型犬であるニューファンドランドには、それなりの運動量が必要です。適切な体力管理は、健康を維持するためにも欠かせません。

1. 1日2回各1時間以上の運動が必要

ニューファンドランドには、1日2回、各1時間以上の散歩が推奨されています。ゆっくりしたペースでも構いませんが、しっかりと時間を確保することが大切です。

見た目はおっとりしていますが、もともと作業犬として働いてきた犬種です。体を動かすことが好きで、適度な運動がないとストレスが溜まってしまいます。運動不足は肥満の原因にもなりますから、毎日の散歩は欠かさないようにしましょう。

力が強いため、散歩中に引っ張られて転倒する危険もあります。子犬の頃から、飼い主の歩調に合わせて歩くリーダーウォークの練習をしておくことが重要です。

2. 泳ぐ機会を作るとさらに理想的

散歩に加えて、泳ぐ機会を作ってあげられると理想的です。水泳は全身運動になるため、効率よく体力を使えます。しかも、関節への負担が少ないという利点もあります。

週に1回でも、ドッグプールや安全な川、海などで泳がせてあげられたら、きっと喜ぶでしょう。泳いだ後は適度な疲労感で満足し、家ではゆっくり休んでくれるかもしれません。

ただし、いきなり長時間泳がせるのは危険です。最初は短い時間から始めて、様子を見ながら徐々に時間を延ばしていくようにしましょう。

3. シニア期になったら運動量を調整する

ニューファンドランドの平均寿命は7〜10年程度です。7歳を過ぎたあたりから、シニア期に入ったと考えていいでしょう。

シニア期に入ったら、運動量を少しずつ減らしていく必要があります。若い頃と同じ運動量では、関節や心臓に負担がかかりすぎてしまいます。散歩の時間を短くしたり、ペースをゆっくりにしたり、愛犬の様子を見ながら調整してあげましょう。

ただし、運動をまったくしないのも良くありません。筋力を維持するためにも、無理のない範囲での運動は続けることが大切です。愛犬の体調と相談しながら、ちょうどいいバランスを見つけていけるといいですね。

飼育環境で注意すべきポイント

ニューファンドランドを飼うには、環境面でいくつか整えておきたいことがあります。事前にチェックしておくと安心です。

1. 広いスペースが確保できるか

体重が50〜70kgにもなる超大型犬ですから、それなりのスペースが必要です。室内で飼う場合は、犬がゆったりと横になれる場所を確保しましょう。

狭い空間では、犬もストレスを感じてしまいます。リビングの一角に専用のスペースを作ってあげるなど、犬が落ち着いて過ごせる場所を用意することが大切です。

庭がある家なら、外でも自由に動けるようにしてあげるといいでしょう。ただし、暑さに弱いため、真夏の日中は外に出しっぱなしにしないよう注意が必要です。日陰と水を十分に用意して、熱中症対策を忘れないようにしましょう。

2. 暑さに弱いので温度管理が必須

ニューファンドランドは寒冷地生まれの犬種のため、暑さには非常に弱いです。豊富な被毛が体を覆っているため、日本の夏は過酷な環境だと言えるでしょう。

エアコンによる温度管理は必須です。特に夏場は、24時間エアコンをつけっぱなしにする覚悟が必要かもしれません。室温は22〜25度くらいに保つのが理想的です。

電気代がかかることも考えておきましょう。ニューファンドランドを飼うということは、夏場のエアコン代も含めた維持費を負担することになります。熱中症は命に関わる問題ですから、温度管理には妥協しないことが大切です。

3. 室内でもよだれ対策が必要

室内で飼う場合、よだれ対策も考えておく必要があります。床や家具によだれが飛び散ることは避けられません。

拭き取りやすい床材を選ぶのも一つの方法です。カーペットよりも、フローリングやタイル床の方が掃除しやすいでしょう。ソファなどの家具も、洗えるカバーをかけておくと安心です。

よだれ拭き用のタオルを各部屋に置いておくと便利です。こまめに拭き取る習慣をつければ、室内を清潔に保つことができます。最初は大変に感じるかもしれませんが、慣れてくればそれほど苦にならなくなるはずです。

しつけで意識したいこと

おとなしい性格のニューファンドランドですが、しつけはきちんと行う必要があります。大型犬だからこそ、しっかりとしたしつけが大切なのです。

1. 子犬の頃から社会化トレーニングを

子犬の頃から様々な環境に触れさせて、社会性を身につけさせることが重要です。人や他の犬、車の音、いろいろな場所など、たくさんの刺激に慣れさせておきましょう。

社会化が不十分だと、成犬になってから不安や恐怖を感じやすくなります。特にニューファンドランドは依存心が強い傾向があるため、自信を持てるように育てることが大切です。

できるだけ早い段階から、パピークラスなどに参加するのもおすすめです。他の犬と触れ合う機会を作ることで、犬同士のコミュニケーション能力も育ちます。社会化トレーニングは、生後3〜12週間が特に重要な時期だと言われています。

2. リーダーウォークの練習が大切

散歩中に引っ張られないよう、リーダーウォークの練習は欠かせません。飼い主の横について、歩調を合わせて歩けるようにしつけましょう。

体重が50kg以上ある犬に引っ張られたら、大人でも転倒する危険があります。特に子どもや高齢者が散歩に連れて行く場合は、リーダーウォークができているかどうかが安全を左右します。

最初は短い距離から始めて、徐々に距離を延ばしていきましょう。引っ張ったら立ち止まる、正しい位置を歩いたらご褒美をあげる、という方法で根気よく教えることが大切です。賢い犬種ですから、きちんと教えればすぐに理解してくれるはずです。

3. 依存しすぎないよう自立心を育てる

家族が大好きで甘えん坊なのは可愛らしいのですが、依存しすぎると分離不安になる可能性があります。飼い主がいないと不安で吠え続けたり、破壊行動を起こしたりすることもあるのです。

一人でも落ち着いて過ごせるように、少しずつ慣らしていきましょう。最初は数分から始めて、徐々に留守番の時間を延ばしていきます。クレートやケージの中で安心して過ごせるようにしておくことも大切です。

褒めて育てることも重要です。自信を持つことができるように、できたことはしっかり褒めてあげましょう。叱るよりも褒める方が、ニューファンドランドには効果的なしつけ方法だと言えます。

かかりやすい病気と健康管理

ニューファンドランドには、気をつけたい病気がいくつかあります。定期的な健康チェックで、早期発見を心がけましょう。

1. 心臓の病気に注意が必要

大型犬に多いのが、心臓の病気です。特に拡張型心筋症は、ニューファンドランドがかかりやすい病気の一つとされています。

心臓の筋肉が薄くなって、血液を十分に送り出せなくなる病気です。初期症状としては、疲れやすい、運動を嫌がる、咳が出るなどがあります。進行すると呼吸困難や失神を起こすこともあるため、早めの発見が重要です。

定期的な健康診断で、心臓の音を聴診してもらいましょう。異常が見つかった場合は、心臓のエコー検査やレントゲン検査を行います。早期に治療を始めれば、進行を遅らせることができる場合もあります。

2. 関節の病気と肥満予防

大型犬は関節に負担がかかりやすく、股関節形成不全や肘関節形成不全といった病気を発症することがあります。遺伝的な要素もありますが、肥満が悪化の原因になることも多いのです。

適正体重を維持することが、関節の健康を守る第一歩です。太りすぎると関節への負担が増え、痛みや歩行困難を引き起こします。食事量を適切に管理し、適度な運動を続けることが大切です。

若い頃から関節をサポートするサプリメントを与えるのも一つの方法です。獣医師に相談しながら、必要に応じて取り入れてみるといいでしょう。階段の上り下りや、ジャンプなど関節に負担のかかる動作は、できるだけ避けるようにしましょう。

3. 熱中症対策は欠かせない

暑さに弱いニューファンドランドにとって、熱中症は命に関わる問題です。特に夏場は細心の注意を払う必要があります。

以下のような症状が見られたら、熱中症の可能性があります。

  • よだれが大量に出る
  • 呼吸が荒く、ハアハアと息をする
  • ぐったりして動かない
  • 体が熱い
  • 嘔吐や下痢

熱中症が疑われる場合は、すぐに涼しい場所に移動させて体を冷やし、動物病院に連絡しましょう。真夏の散歩は早朝や夜間の涼しい時間帯に行い、日中の外出は避けることが大切です。

食事管理で気をつけること

ニューファンドランドの健康を維持するには、適切な食事管理が欠かせません。大型犬ならではの注意点もあります。

1. 必要な食事量の目安

成犬のニューファンドランドには、1日あたり約600〜800gのドッグフードが必要です。体重や運動量によって調整する必要がありますが、かなりの量だと言えるでしょう。

食事は1日2〜3回に分けて与えるのが基本です。一度に大量に食べさせると、胃捻転のリスクが高まるためです。胃捻転は大型犬に多い病気で、胃がねじれて血流が止まり、命に関わることもあります。

年齢1日の食事量回数
子犬(〜6ヶ月)体重の約3〜4%3〜4回
若犬(6ヶ月〜2歳)600〜800g2〜3回
成犬(2〜7歳)600〜800g2回
シニア(7歳〜)400〜600g2回

2. 太りすぎないように調整する

ニューファンドランドは太りやすい体質ではありませんが、運動不足や食べ過ぎで肥満になることはあります肥満は関節や心臓に負担をかけるため、体重管理は重要です。

理想体重は、オスで60〜70kg、メスで45〜55kg程度です。定期的に体重を測り、増えすぎていないかチェックしましょう。触ったときに肋骨が軽く触れる程度が、ちょうどいい体型の目安です。

おやつを与えすぎないことも大切です。しつけのご褒美としておやつを使う場合は、その分食事の量を減らして調整しましょう。人間の食べ物は基本的に与えない方がいいです。

3. 成長期とシニア期で変わる食事内容

子犬の成長期には、骨や筋肉を作るための栄養が必要です。大型犬専用のパピーフードを選ぶといいでしょう。ただし、成長が早すぎると関節に負担がかかるため、カロリーの与えすぎには注意が必要です。

シニア期に入ったら、低カロリーで消化の良いフードに切り替えていきましょう。運動量が減るため、若い頃と同じ量を与えていると太ってしまいます。また、関節サポート成分が含まれたシニア用フードもおすすめです。

水は常に新鮮なものを用意しておきましょう。特に夏場は水分不足に注意が必要です。食後すぐに激しい運動をさせると胃捻転のリスクが高まるため、食後1〜2時間は安静にさせることも忘れないでください。

飼育にかかる費用はどのくらい?

ニューファンドランドを飼うには、それなりの費用がかかります。事前に把握しておくと安心です。

1. 子犬を迎えるときの価格

ニューファンドランドの子犬の価格は、30万円〜40万円程度が相場です。血統や毛色、ブリーダーによって価格は変わりますが、決して安くはない金額です。

子犬を迎える際には、購入費用以外にも初期費用がかかります。ワクチン接種、健康診断、登録費用、ケージやトイレなどの飼育用品を揃えると、さらに5〜10万円程度は必要になるでしょう。

ブリーダーから迎える場合は、親犬の健康状態や飼育環境をしっかり確認することが大切です。信頼できるブリーダーを選ぶことが、健康な子犬を迎える第一歩になります。

2. 月々の食事代とグルーミング代

毎月かかる食事代は、約12,000円〜15,000円程度です。1日600〜800gのフードを与えるとなると、それなりの金額になります。

グルーミング(トリミングやシャンプー)は、2〜3ヶ月に1回プロに依頼するのが一般的です。大型犬のグルーミング代は1回15,000円〜20,000円程度かかることもあります。自宅でブラッシングやシャンプーができれば費用を抑えられますが、体が大きいため大変な作業です。

項目月額費用
食事代12,000〜15,000円
グルーミング代(月割)5,000〜7,000円
光熱費(エアコン代含む)3,000〜5,000円
雑費(おやつ、消耗品など)3,000〜5,000円
合計約23,000〜32,000円

3. 医療費も余裕を持って準備する

ペット保険に加入していない場合、医療費はべて自己負担になります。定期的な健康診断やワクチン接種で年間3〜5万円程度、病気やケガをした場合はさらに高額になることもあります。

大型犬は手術や入院となると、医療費も高額になりがちです。数十万円かかるケースも珍しくありません。ペット保険への加入を検討するか、医療費用の貯金をしておくと安心です。

ニューファンドランドの平均寿命は7〜10年程度ですから、その間にかかる総費用は数百万円になることも覚悟しておく必要があります。経済的な余裕を持って迎えることが、犬にとっても飼い主にとっても幸せな暮らしにつながるでしょう。

ニューファンドランドに向いている人とは?

ニューファンドランドは素晴らしい犬種ですが、誰にでも飼えるわけではありません。飼う前に、自分が向いているかどうか考えてみましょう。

1. 広いスペースと時間に余裕がある

まず、十分なスペースが確保できることが条件です。室内でゆったりと過ごせる場所、できれば庭もあると理想的です。ワンルームや狭いアパートでの飼育は、犬にとってストレスになるでしょう。

時間的な余裕も必要です。1日2回、各1時間以上の散歩に連れて行ける生活環境でしょうか。毎日のブラッシングや、よだれの拭き取りなど、こまめなケアに時間を割けるかどうかも重要なポイントです。

仕事で長時間家を空けることが多い人には、向いていないかもしれません。ニューファンドランドは家族と一緒にいることを何より喜ぶ犬ですから、できるだけそばにいてあげられる環境が理想的です。

2. 大型犬の世話に理解がある

大型犬特有の大変さを理解し、受け入れられる人でないと難しいでしょう。抜け毛の多さ、よだれの問題、高額な飼育費用など、事前に知っておくべきことはたくさんあります。

力が強いため、しっかりとしつけができることも重要です。社会に迷惑をかけないよう、責任を持って管理できる覚悟が必要です。万が一のことを考えて、ペット保険への加入や医療費の準備もしておくべきでしょう。

家族全員の同意も欠かせません。誰か一人だけが飼いたいと思っていても、他の家族が協力的でなければうまくいきません。みんなで協力して世話ができる環境が整っているかどうか、よく話し合うことが大切です。

3. 水遊びに付き合える環境がある

ニューファンドランドの本能を満たしてあげるには、水遊びができる環境があると理想的です。近くに安全な川や海、ドッグプールなどがあるでしょうか。

水遊びは必須ではありませんが、できればさせてあげたいものです。本来の姿を発揮できる機会は、犬にとって大きな喜びになるはずです。車に乗せて水辺まで連れて行くことも考えると、車を持っている方が便利かもしれません。

アウトドア好きな人や、犬と一緒にいろいろな場所に出かけたい人には、ぴったりのパートナーになってくれるでしょう。ニューファンドランドと過ごす時間は、きっと特別なものになるはずです。

まとめ

ニューファンドランドは、優しく頼れる大型犬として、多くの人に愛されています。温厚で家族思いな性格は、一緒に暮らす喜びを感じさせてくれるでしょう。抜け毛やよだれの問題、十分な運動量の確保など、飼育には手間がかかるのも事実です。けれど、それ以上に得られるものは大きいと感じる人も多いのではないでしょうか。

大切なのは、迎える前にしっかりと準備を整えることです。広いスペース、温度管理できる環境、時間的・経済的な余裕――これらが揃っていれば、ニューファンドランドとの暮らしはきっと充実したものになります。水遊びを楽しんだり、穏やかに寄り添ってくれたりする姿に、毎日癒されることでしょう。もし興味があるなら、まずは実際に会いに行ってみることをおすすめします。その優しい瞳を見れば、きっと心を奪われるはずです。

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